ARCHITECTURE
図書館を超えた集いの場を目指す、ヘルシンキ中央図書館。
『カーサ ブルータス』2019年2月号より
| Architecture, Travel | window on the world | photo_Tuomas Uusheimo text_Megumi Yamashita
フィンランド建国101年を記念し、ヘルシンキに新しい中央図書館〈Oodi〉がオープンになった。
船に氷と雪が乗ったようなフォルム。1階はカフェやシネマ、2階はワークショップなど。
広場からの連続性を持たせた波打つようなフォルムの建物は、国際コンペを経て地元のALAが手がけたもの。市民の声を反映し、物作りや修理のワークショップなども併設。人が多目的に集まり、また開かれた国の象徴も目指す。公共図書館の新たな役目を探る取り組みとしても注目したい。
3階は天窓とテラスがある図書室に。
〈Oodi〉Töölönlahdenkatu 400 100 Helsinki 8時〜22時（土・日10時〜20時）。入館無料。
