ARCHITECTURE
9月、〈ナインアワーズ浅草〉がオープン。
| Architecture, Travel | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa
カプセルホテル〈ナインアワーズ〉が東京・浅草に進出。1階にはノルウェーのカフェ〈フグレン〉もオープンする。
〈ナインアワーズ〉は、都心における機能的かつ高品質なトランジットサービスという独自のカテゴリーを目指し、ホテル滞在中の「シャワー」+「睡眠」+「身支度」という3つの基本行動に特化。それぞれの機能性と品質を徹底追求することをコンセプトに、都市生活にジャストフィットする宿泊の機能と、世界に類を見ない新しい滞在価値を提供している。また、部屋という空間概念を捨てて身軽に使いこなすことで街とダイレクトにつながり、都心ならではの宿泊・トランジットスタイルを提案。宿泊に限らず、 24時間、ゲストの都合に合わせて仮眠やシャワーだけでも利用できる。
新店舗となる〈ナインアワーズ浅草〉が、9月21日に開業する。建築・設計は、竹橋(2018年3月開業)、赤坂(2018年5月開業)に引き続き、建築家の平田晃久が担当した。
浅草寺を中心に、江戸時代からつづく日本で最も古い仲見世商店街のある風景を巻き取るような外観に加え、〈フグレン〉が提案する北欧ビンテージで構成されるインテリアが融合する空間を創造。江戸時代から現代に至るまでにさまざまな変遷を遂げてきた浅草の街に溶け込みながらも、景観にあらたな表情を加える。
1階には、ノルウェー・オスロに本店を構えるカフェ〈フグレン〉の東京2号店がオープンする。〈フグレン〉は、2000年代初頭より、コーヒー文化が急速に発展したオスロで中心的な存在だ。旅行者やその街で働く人、暮らす人へ向けて、世界レベルのコーヒーと朝食のほか、〈フグレン〉オリジナルのデイタイムカクテルやこだわりの地ビールを提供。開業後は、それぞれのロケーションに合わせた機能を加えることで、街のインフラを目指す〈ナインアワーズ〉と〈フグレン〉のコラボレーションによるポップアップイベントや独自のサービスを展開していく。
浅草の街を写しとった建築と、北欧ビンテージが融合する建築は、浅草の新たなランドマークとなりそうだ。
浅草の街を写しとった建築と、北欧ビンテージが融合する建築は、浅草の新たなランドマークとなりそうだ。
