ARCHITECTURE
建築家、ノーマン・フォスターがテーブルウェアをデザイン!
July 2, 2018 | Architecture, Design | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa
デンマークの〈ステルトン〉より、ノーマン・フォスターがデザインしたテーブルウェア《フォスター》が、今秋、デビューを飾る。
「まるで宇宙船」とも例えられた〈アップル〉の新社屋をはじめ、ドイツ議会の議事堂、大英博物館グレートコートなど、話題の建築を手掛けてきたノーマン・フォスターは、なぜテーブルウェアのデザインを手がけたのか。きっかけは、アップルのCEO ティム・クックとの会話の中にあった。
2人が〈アップル〉での打ち合わせをしていた際、ティム・クックから「この部屋に合うテーブルウェアが必要ではないか」と声をかけられる。自分はこれまでテーブルウェアのデザインは手がけたことはないと語るノーマン・フォスターに「それであれば、今がその時ではないか」と提案。
その後、テーブルウェアのデザインをスケッチしたノーマン・フォスターは、彼の事務所のディレクターに、「コンペではなく、信頼できる一社だけにこのデザインを渡してくれ」とデザインを手渡したという。その相手は、彼も多くのアイテムを愛用している〈ステルトン〉社だった──。
初めて手がけるテーブルウェア《フォスター》は、ステンレス、陶磁器、ガラスといった3種の素材を用いたミニマルなシリーズとなる。ウォーターカラフェやティーセット、夜のバーアイテムまで、全14アイテムがラインナップ。単品づかいはもちろん、手持ちのアイテムと組み合わせて使える、汎用性の高さも魅力だ。
これまで数々の名建築を作りあげ、素材の特性を知りつくしたノーマン氏が得意とする “素材使い” の妙はテーブルウェアにも存分に生かされており、質感も色も異なる3つの素材は、「曲線の力」により、テーブルに統一感を生みだす。
これまで数々の名建築を作りあげ、素材の特性を知りつくしたノーマン氏が得意とする “素材使い” の妙はテーブルウェアにも存分に生かされており、質感も色も異なる3つの素材は、「曲線の力」により、テーブルに統一感を生みだす。
スキャンデックス TEL 03 3543 3453。