ARCHITECTURE
モロッコの伝統を取り入れたイヴ・サンローラン美術館|Marrakech
『カーサ ブルータス』2018年1月号より
December 26, 2017 | Architecture, Art, Fashion, Travel | Window On The World | photo_Nicolas Mathéus © Fondation Jardin Majorelle text_Naoko Aono
1966年に初めてモロッコを訪れて以来、その虜となり、何度も通ったイヴ・サンローラン。彼が愛したマラケシュに〈イヴ・サンローラン マラケシュ美術館〉がオープンした。
設計はパリの設計事務所、スタジオ・コー。モロッコの素材や工法を使ってサンローランのファッションとモロッコの伝統を融合させている。
外壁はテラコッタのブロックでテキスタイルの縦糸・横糸を表したもの。「繊細かつ大胆なサンローランのデザインに敬意を表した」と設計者は言う。内部には常設・企画展示室やカフェのほか、サンローランの作品をアーカイブし、研究するラボやライブラリーも。隣には同じくサンローランの別荘を公開した〈マジョレル庭園〉があり、モロッコの陽光の下でサンローランの美意識を味わえる。
外壁はテラコッタのブロックでテキスタイルの縦糸・横糸を表したもの。「繊細かつ大胆なサンローランのデザインに敬意を表した」と設計者は言う。内部には常設・企画展示室やカフェのほか、サンローランの作品をアーカイブし、研究するラボやライブラリーも。隣には同じくサンローランの別荘を公開した〈マジョレル庭園〉があり、モロッコの陽光の下でサンローランの美意識を味わえる。