【最新号ちょい見せ】世界一美しい名作住宅!? 建築家・田根剛と〈ファンズワース邸〉へ。
| Architecture, Design, Travel | 『カーサ ブルータス』2025年4月号より | photo_GION text_Sawako Akune coordination_Mika Yoshida & David G. Imber
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繊細かつ厳格に作り上げられたディテールを熱心に見学中の田根。ミースの名言「神は細部に宿る(God is in the details)」を体現する空間だ。

室内の家具もすべてミースデザイン。こちらはスチールパイプのラインが美しい《ブルーノチェア》。

光や視線はカーテンで遮る。カーテンレールは天井と床の四周の端部に、目立たないように設置されていて見事。ベッド手前の取っ手を開けると、コンパクトなバスルームが現れる。

ポーチに立つ田根。細い鉄骨の柱が等間隔で立ち、両側がキャンティレバーになっていて、建物全体の浮遊感を強調する。最低限の要素のみで生まれた、無限を感じさせる空間。