ARCHITECTURE
〈スタジオ・ギャング〉設計！ 森林を育てるホテル〈ポプラス〉がアメリカ・デンバーに登場。
『カーサ ブルータス』2025年1月号より
| Architecture, Travel | window on the world | text_Mika Yoshida & David G. Imber
米国初のカーボンポジティブなホテル〈ポプラス〉がデンバーに誕生した。
今にも滑り落ちそう？ スリリングな屋上テラス。高層にありながらガーデンに囲まれ、大自然とも一体化。photo_Jason O’Rear
マウンテン・スタジオ・スイート。ベッドのボードは松の倒木を再利用。photo_Yoshihiro Makino
設計は今や飛ぶ鳥を落とす勢いの〈スタジオ・ギャング〉。外壁の窓は、地元コロラドに多く自生する白ポプラの成長過程を模したもの。てっぺんの角がえぐられたかのような屋上には、眺望が満喫できるルーフテラスが。屋上グリーンは地元の植生を再現し、すでに野鳥や昆虫が棲みついた。自然の営みを促すホテルだ。
客室の窓は隠れ家っぽく。photo_Steve Hall
森に入り込むようなエントランス。米国森林局との取り組みでまずは7万本の植樹を達成。1泊ごとに1本植樹するプログラムも。photo_Yoshihiro Makino
