ARCHITECTURE
隈研吾による2軒目の〈エディション〉ホテルが東京・銀座にオープン。
『カーサ ブルータス』2024年2月号より
January 16, 2024 | Architecture, Design | a wall newspaper | photo_Masanori Kaneshita text_Akio Mitomi
コロナ禍を経て賑わいが戻った街に、満を持して開業した〈東京エディション銀座〉の設計コンセプトを聞きました。
華やかなショップが建ち並ぶ銀座は、中央通りの脇に交わる路地に、ところどころ個人商店が残る下町風情の街でもある。
「3年前の〈東京エディション虎ノ門〉では高層階の空に溶け込むような、明るい色合いを表現しました。今回はストリートに建つ14階建ての建築。銀座を自分の街のように思っていた父が、私を連れ回った場所でもあります」と話すのは、〈エディション〉を率いるホテリエ、イアン・シュレーガーと連携して設計を担当した隈研吾だ。
「銀座は新旧が交わる織物のような場所。そこで内外観の随所に、経糸と緯糸の格子柄を配しました。ファサードの意匠や2階〈Punch Room〉の天井格子で、江戸文化の “粋” を感じてもらいたい」
「3年前の〈東京エディション虎ノ門〉では高層階の空に溶け込むような、明るい色合いを表現しました。今回はストリートに建つ14階建ての建築。銀座を自分の街のように思っていた父が、私を連れ回った場所でもあります」と話すのは、〈エディション〉を率いるホテリエ、イアン・シュレーガーと連携して設計を担当した隈研吾だ。
「銀座は新旧が交わる織物のような場所。そこで内外観の随所に、経糸と緯糸の格子柄を配しました。ファサードの意匠や2階〈Punch Room〉の天井格子で、江戸文化の “粋” を感じてもらいたい」
内装に隈が銀座の色合いとして採用したのがウォールナット材。
「銀座の老舗の店舗兼住宅に招かれたような、親密さがあります」
シュレーガーとの2度目のプロジェクトはどうだったろうか。
「イアンはNYのディスコ〈スタジオ54〉やブティックホテル〈モーガンズ〉以来、絶えず革命を起こしてきて、リラックスできる〈エディション〉に至っています。今回の銀座では、海外のゲストも新鮮に感じられるように、和風にも古典主義にも傾かないデザインを心がけました」
その最たる例が、1階エントランスを入ってすぐの〈Lobby Bar〉。NYダウンタウンのホテルバーのように、街に開かれている。
「銀座の老舗の店舗兼住宅に招かれたような、親密さがあります」
シュレーガーとの2度目のプロジェクトはどうだったろうか。
「イアンはNYのディスコ〈スタジオ54〉やブティックホテル〈モーガンズ〉以来、絶えず革命を起こしてきて、リラックスできる〈エディション〉に至っています。今回の銀座では、海外のゲストも新鮮に感じられるように、和風にも古典主義にも傾かないデザインを心がけました」
その最たる例が、1階エントランスを入ってすぐの〈Lobby Bar〉。NYダウンタウンのホテルバーのように、街に開かれている。
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