ARCHITECTURE
団地の聖地・赤羽台に名作住戸が蘇る。〈URまちとくらしのミュージアム〉がオープン。
『カーサ ブルータス』2023年12月号より
November 25, 2023 | Architecture | a wall newspaper | photo_Masanori Kaneshita text_Naoko Aono
都市再生機構(UR)の団地の歴史をたどる〈URまちとくらしのミュージアム〉が東京・赤羽台に誕生! 復元住戸に入って当時の暮らしを追体験できます。
どこか懐かしい団地。その多くは戦後の急激な経済成長や都市化による住宅不足を補うため、1955年に設立された日本住宅公団(現・都市再生機構。略称UR)によるものだ。旧赤羽台団地の一角に開館した〈URまちとくらしのミュージアム〉はその歴史をたどるもの。設計組織ADH(渡辺真理+木下庸子)が設計したミュージアム棟に、前川國男が設計した〈晴海高層アパート〉など4つの地区・団地の6住戸が復元され、模型や部材などとともに展示されている。
敷地内にはミュージアム棟のほかに「スターハウス」と呼ばれるY字形の団地や彫刻家・流政之デザインのベンチや庭園灯などが保存されている。多くの人に良質な住宅を、との思いから生まれた団地がいかに工夫されていたのかをツアーで学べるミュージアムだ。
敷地内にはミュージアム棟のほかに「スターハウス」と呼ばれるY字形の団地や彫刻家・流政之デザインのベンチや庭園灯などが保存されている。多くの人に良質な住宅を、との思いから生まれた団地がいかに工夫されていたのかをツアーで学べるミュージアムだ。
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