ARCHITECTURE
建築の街・前橋に、注目の複合施設〈まえばしガレリア〉が誕生!
『カーサ ブルータス』2023年7月号より
June 14, 2023 | Architecture | a wall newspaper | photo_Kenya Abe text_Akio Mitomi
現代建築の街に変貌を遂げている群馬・前橋。平田晃久設計の〈まえばしガレリア〉が新たに加わった。
前橋が建築で注目を集めたきっかけは2018年。中村竜治設計のパスタ店〈GRASSA〉と長坂常設計の和菓子店〈なか又〉が、シャッター街化が進む前橋中央通り商店街にオープン。翌年には隣接地に、現在海鮮丼専門店〈つじ半〉となっている建築が高濱史子の設計で竣工、20年には〈白井屋ホテル〉が藤本壮介の設計・リノベーションで開業した。
そんな中、この5月にオープンした〈まえばしガレリア〉はギャラリーとレストランと集合住宅が13もの層に分かれて積み重なった、地上4階建ての建築だ。平田晃久に設計を依頼した〈まちの開発舎〉代表の橋本薫は「〈太田市美術館・図書館〉のように、街に開かれた広場のような建築」をオーダーしたという。
そんな中、この5月にオープンした〈まえばしガレリア〉はギャラリーとレストランと集合住宅が13もの層に分かれて積み重なった、地上4階建ての建築だ。平田晃久に設計を依頼した〈まちの開発舎〉代表の橋本薫は「〈太田市美術館・図書館〉のように、街に開かれた広場のような建築」をオーダーしたという。
「大きな樹冠のように緑化されたボリュームを浮かべ、一本の樹の下に人々が集まるように、人々の自由な活動で満ちた場所をつくりたいと考えました」と、平田は設計意図を説明している。
“樹冠” にあたる部分は、2〜4階部分のテラスを備えた26戸の分譲レジデンス。その下の1階にはギャラリー、レストラン、屋外空間が入り交じる。「めぶく緑や街の生命力とつながった、生き生きとした建築」という平田の表現は、民間と市が策定した前橋ビジョン「めぶく。」とも呼応する。
“樹冠” にあたる部分は、2〜4階部分のテラスを備えた26戸の分譲レジデンス。その下の1階にはギャラリー、レストラン、屋外空間が入り交じる。「めぶく緑や街の生命力とつながった、生き生きとした建築」という平田の表現は、民間と市が策定した前橋ビジョン「めぶく。」とも呼応する。
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