ARCHITECTURE
スタイルのあるリノベーション。|建築家・永山祐子
『カーサ ブルータス』2017年6月号より
May 14, 2023 | Architecture, Design | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare text_Masae Wako editor_Rie Nishikawa
Casa BRUTUS 2017年6月号『リノベーション・スタイルブック』より、建築家・永山祐子による自邸〈F HOUSE〉を紹介した巻頭企画を再掲載します。
富士山と中央線を一望できる大きな窓と、庭付きの家みたいに広い屋上テラス。建築家の永山祐子さんが暮らすのは、1970年代に建てられたマンションのメゾネット空間だ。それまでの家が手狭になった頃に出会ったこの部屋を、ひと目で気に入って購入。7階を仕事スペース、テラスのある8階を家族4人の居住スペースにすべく、全面リノベーションを決意した。
8階の面積は110m²。前の住人は細かく仕切って使っていたが、「これだけ広いのだから、とにかく広さを生かそうと決めました。子供が小さいうちは、好きなだけ走り回れる遊び場のような家がいいと思って」と、耐力壁以外は撤去。“ほぼワンルーム”の大空間が完成した。室内とテラスをつなぐ南面の開口部は、サッシを特注かまちで製作。室内からは窓枠や框が見えないので、ガラスだけがはまっているように見えてとても美しい。
8階の面積は110m²。前の住人は細かく仕切って使っていたが、「これだけ広いのだから、とにかく広さを生かそうと決めました。子供が小さいうちは、好きなだけ走り回れる遊び場のような家がいいと思って」と、耐力壁以外は撤去。“ほぼワンルーム”の大空間が完成した。室内とテラスをつなぐ南面の開口部は、サッシを特注かまちで製作。室内からは窓枠や框が見えないので、ガラスだけがはまっているように見えてとても美しい。
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