ARCHITECTURE
建築家が手がけた佐賀のニュースポット3選【佐賀シティガイド】
May 22, 2023 | Architecture, Design, Food, Travel | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare, Kenya Abe(hirakawaya) text_Akio Mitomi, Housekeeper(hirakawaya)
佐賀にデザインの良いニュースポットが急増中! カーサブルータスでもお馴染みの人気建築家が手がけた、空間ごと楽しみたいカフェ&ショップを紹介します。
●〈MILKBREW COFFEE〉| 二俣公一により蔵の外観そのままにリノベーション。
九州新幹線が開通した嬉野市で酪農を営む〈ナカシマファーム〉。日本で初めてのブラウンチーズで全国に知られる牧場が、搾りたての牛乳で福岡の〈ROASTERY MANLY COFFEE〉のスペシャルティコーヒーを抽出して提供するためにオープンしたのが〈MILKBREW COFFEE〉だ。代表の中島大貴さんは、家業を継いで3代目の酪農家になる前、大学で建築を学んだ経験の持ち主だという。
「〈MILKBREW COFFEE〉の設計を依頼した二俣公一さん(ケース・リアル)の作品は前から注目していましたが、福岡のハムファクトリー〈リバーワイルド〉の豚舎をスタジオに改修した〈PHANTOM〉を知って、ぜひお願いしたいと考えました」
「〈MILKBREW COFFEE〉の設計を依頼した二俣公一さん(ケース・リアル)の作品は前から注目していましたが、福岡のハムファクトリー〈リバーワイルド〉の豚舎をスタジオに改修した〈PHANTOM〉を知って、ぜひお願いしたいと考えました」
〈PHANTOM〉が農村に点在する豚舎の外観イメージを残したように、〈MILKBREW COFFEE〉も嬉野市役所近くの塩田津・旧長崎街道沿いの景観を壊さないよう、約170年前に建てられた蔵の外観を保存して内部をリノベーションした。
「ミルクとコーヒーが相互にリスペクトして調和するのが〈MILKBREW COFFEE〉の世界観です。カフェスペースと厨房のラボスペースがゆったりとした空間になったことで、そのことが表現できたと思います」と、中島さん。
2021年8月のオープン以来、平日も開店直後から忙しく客を迎え入れるこのカフェが、江戸時代からの街並みにフレッシュな活気をもたらしている。
「ミルクとコーヒーが相互にリスペクトして調和するのが〈MILKBREW COFFEE〉の世界観です。カフェスペースと厨房のラボスペースがゆったりとした空間になったことで、そのことが表現できたと思います」と、中島さん。
2021年8月のオープン以来、平日も開店直後から忙しく客を迎え入れるこのカフェが、江戸時代からの街並みにフレッシュな活気をもたらしている。
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