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“雲の上のまち”梼原町で、隈研吾建築と出会う【高知シティガイド】
April 25, 2023 | Architecture, Travel | PR | photo_Norio Kidera text_Housekeeper
高知県の山間の小さな町、梼原(ゆすはら)町は、建築家・隈研吾の手がけた建築群が世界で一番集まる場所。彼と町の歩みをひもときながら、町内に点在する隈建築を巡る旅に出てみよう。
高知県の西部、四国山地を挟んで愛媛県との県境に位置する梼原町は、面積の91パーセントを占める豊かな森林とカルスト台地を有する自然豊かな町。
雄大な自然と並んで町を代表するのが、隈研吾による建築の数々。梼原町には、隈による建築が多数存在するのだ。なぜ高知の山間の小さな町に、隈研吾建築が? その答えは、1990年代に遡る。
雄大な自然と並んで町を代表するのが、隈研吾による建築の数々。梼原町には、隈による建築が多数存在するのだ。なぜ高知の山間の小さな町に、隈研吾建築が? その答えは、1990年代に遡る。
バブル経済崩壊後の不景気で東京での仕事がなくなった隈は、知人から紹介され梼原町の歴史ある芝居小屋〈ゆすはら座〉(当時は梼原公民館)を訪れることに。そこで木造建築の魅力に触れた隈は〈ゆすはら座〉の保存運動に関わるようになり、町との交流を深めていった。
そして1994年、梼原町に〈雲の上のホテル〉を設計。これまでのコンクリート建築から、木材を多用したぬくもりと人の手が感じられる建築へと、その作風は大きな変化を遂げた。現在まで続く隈建築への転換点となる、重要な作品が完成したのだ。
そして1994年、梼原町に〈雲の上のホテル〉を設計。これまでのコンクリート建築から、木材を多用したぬくもりと人の手が感じられる建築へと、その作風は大きな変化を遂げた。現在まで続く隈建築への転換点となる、重要な作品が完成したのだ。
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