ARCHITECTURE
18世紀の種馬飼育場をホテルにした歴史再生建築。〈アラ・ド・ストラスブール〉
May 13, 2014 | Architecture, Travel | Window On The World | text_Chiyo Sagae
東フランスの古都、ストラスブールの旧市街に、ジュアン&マンクが設計デザインした美食ブラッスリーを内包するラグジュアリーホテル〈アラ・ド・ストラスブール〉がこの冬オープン。元種馬飼育場といっても、18世紀に建設された王制時代の国立アカデミー所有の元建築は門も造りも規模も優雅。国の歴史建造物に指定された由緒正しき建造物だ。
外観と構造はそのままに、馬術にまつわる優雅さと同時に剛健なイメージを限定資材(白木、ナチュラルレザー、黒または研磨したメタル)を使い、馬文化を独自の手法でモダンに表現と好評。街きっての3ツ星シェフ、マーク・アエベルランが采配を振るうホテル内のブラッスリーも、木材の美を追求した内装と料理のコンビネーションのうまさが話題だ。