ARCHITECTURE
建築界のゴッドファーザー、磯崎新が逝去。享年91歳。
December 30, 2022 | Architecture | casabrutus.com | text_Jun Ishida editor_Keiko Kusano
磯崎新が12月28日、老衰のため沖縄・那覇市にある自宅にて逝去した。91歳。
2019年、プリツカー賞受賞後、沖縄の自宅での磯崎新。『カーサ ブルータス』2019年5月号でのインタビュー記事より。 photo_Takashi Homma
1931年大分県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、丹下健三研究室で「東京計画1960」などに関わる。1963年に磯崎新アトリエを設立。67年日本建築学会賞作品賞受賞。RIBAゴールドメダルなど受賞多数。2019年にプリツカー賞を受賞。2022年12月28日午前10時半、那覇市の自宅で死去。 photo_Takashi Homma
丹下健三のもとで学び、1963年に独立。1980年代には〈ロサンゼルス現代美術館〉（1988年）、〈つくばセンタービル〉（1983年）を発表し、「ポストモダンの旗手」として国内外にその名を馳せた。先鋭的な作品や都市論が多くの建築家に影響を与え、レム・コールハースやザハ・ハディドらの才能をいち早く見出した目利きでもあった。建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞の設立メンバーの一人であり、2019年には自らも受賞を果たした。
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