ARCHITECTURE
建築家が手がけた、空間ごと味わうカフェ。|坂 茂〈はぐくむ湖畔〉
『カーサ ブルータス』2022年4月号より
August 8, 2022 | Architecture, Design, Food | photo_Hiroyuki Hirai text_Hikari Torisawa illustration_Yoshifumi Takeda
洗練された意匠やくつろぎを生むインテリア、美しい眺望……。コーヒーや食事だけでなく、空間ごと堪能できる建築家が手がけたカフェで、いつもと違う非日常のひとときを。
自身の代名詞ともいえる「紙管」で空間を構成。
縦に、横に、直線と曲線を交えながらリズミカルに紙管が配置される、食と学びと対話を生み出すコミュニティースペースとしても機能するカフェ&レストラン。「ただ単に家具を設置するだけでなく、空間全体に統一感を出したいと考えました。
縦に、横に、直線と曲線を交えながらリズミカルに紙管が配置される、食と学びと対話を生み出すコミュニティースペースとしても機能するカフェ&レストラン。「ただ単に家具を設置するだけでなく、空間全体に統一感を出したいと考えました。
「ただ単に家具を設置するだけでなく、空間全体に統一感を出したいと考えました。カフェに必要な収納や飾り棚、照明、空調などの設備を収めるグリッドを探るところからスタートし、空間全体を構成する素材として紙管を採用しました。紙という温かみを感じさせる素材にカラフルな吸音板をはめ込んで、明るく、統一感のあるデザインに」
坂 茂
坂茂建築設計代表。ボランタリー・アーキテクツ・ネットワークを設立し、世界各地の難民キャンプや被災地でシェルターや仮設住宅を建設する。プリツカー賞、フランス芸術文化勲章など受賞多数。代表作に〈ポンピドゥーセンター・メス〉〈紙の教会〉など。
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