ARCHITECTURE
ソニア×田根の審美眼が冴え渡るニューショップ。
『カーサ ブルータス』2020年1月号より
December 9, 2019 | Architecture, Fashion | window on the world | photo_Satoshi Nagare text_Akane Maekawa
〈ARTS&SCIENCE〉の旗艦店が、11月に移転しリニューアルオープンした。クリエイティブディレクターのソニア パークが今回の店づくりでタッグを組んだのは建築家・田根剛。
1階は左官仕上げのグレーの壁と札幌軟石の什器で構成。
温かみのある色調の2階。ここではA&Sが取り扱うブランドのイベントなども行う。
ふたりのアイデアが融合し誕生したショップは、路面側をあえて壁面で覆った隠れ家のような構造。1階はグレーの色調で統一されたシャープな印象で、宙に浮いたような螺旋階段を上った2階は、温かみのある色や木の什器でまとめられている。
路面側を壁面で閉じたエントランスは天井からの光を取り込むことで柔らかな印象に。
レディースのオリジナルとインポートの服、ジュエリー等が揃い、エレガントなユニセックスラインも展開予定だ。ハンガーはソニアのアイデアを元に、木工作家の井藤昌志に特注した。A&S青山店ではクリエイターの技を追求した限定アイテムやインスタレーションなどの特別企画も。ものづくりへのこだわりと審美眼は、人気建築家とつくる新たな拠点にも息づく。
A&S青山限定のブランドタグも登場。
ソフトオイル仕上げを施したクロコダイル革のバッグ630,000円。
パリの〈オドゥードゥ サントゥテ〉がA&Sのためにつくったフレグランス《SO》各30,000円。
