ボルタンスキーの回顧展が〈国立国際美術館〉で開催! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ボルタンスキーの回顧展が〈国立国際美術館〉で開催!

クリスチャン・ボルタンスキーの巡回展が大阪を皮切りにスタート! 初期作品から最新作まで、半世紀にわたる活動を辿る。

クリスチャン・ボルタンスキー《モニュメント》1986 年 作家蔵 © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019,Photo © The Israel Museum, Jerusalem by Elie Posner
歴史や記憶、死をテーマに映像やインスタレーション作品を制作してきたフランスを代表する現代作家、クリスチャン・ボルタンスキー。新潟県の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」では小学校を利用した《最後の教室》を、香川県、豊島では島内の森林の中に制作した《ささやきの森》や心臓の音を記録して名前を残す《心臓音のアーカイブ》などを発表。近年では〈東京都庭園美術館〉で個展を開催し、大きな話題を集めた。日本でも馴染みの深いボルタンスキーの国内初となる大規模回顧展が〈国立国際美術館〉を皮切りにスタートする。
クリスチャン・ボルタンスキー《保存室(カナダ)》1988 年 イデッサ・ヘンデルス芸術財団、トロント © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019,Ydessa Hendeles Art Foundation, Toronto, Photo by Robert Keziere
初期作品から最新作まで、ボルタンスキーの半世紀にわたる作家活動を展示する同展だが、ただ歴史を振り返るだけではない。「展覧会全体をひとつの作品として見せる」とボルタンスキーが自ら手がけた会場自体も見所のひとつ。壁で区切られた大小様々な大きさの部屋、部屋に突如設けられた小窓など、随所に仕掛けが施されている。6月12日から〈国立新美術館〉に、10月18日から〈長崎県美術館〉へと巡回する予定だ。
クリスチャン・ボルタンスキー《ミステリオス》2017 年 作家蔵 © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo by Angelika Markul
写真や古着、音声など、人の痕跡が残る作品で、人々の記憶を刺激し続けてきたクリスチャン・ボルタンスキー。今回の大規模巡回展では、どのような方法で我々の記憶にアプローチしてくれるのか、楽しみだ。

「クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime」

〈国立国際美術館〉大阪府大阪市北区中之島4-2-55 TEL06 6447 4680。〜5月6日。10時〜17時(金曜・土曜〜20時)。月曜、2月12日休(2月11日、4月29日、5月6日は開館)。入場料900円。