大阪に森村泰昌のミュージアムが誕生しました! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

大阪に森村泰昌のミュージアムが誕生しました!

今秋、美術家・森村泰昌のミュージアムがオープン。開館を記念した展覧会では、本展初公開の秘蔵作品を楽しむことができる。

森村泰昌 「男の誕生」 1988 200×276cm カラー写真にアクリル絵具で彩色(赤松玉女との共作)
歴史上の著名人や名画に描かれた人物に扮したセルフポートレート作品で知られる美術家・森村泰昌。現在ではアーティストとしての自主製作に加え、執筆活動や映画出演、「横浜トリエンナーレ2014」のアーティスティック・ディレクターを務めるなど、幅広く活動している。そんな森村の美術館〈M@M(モリムラ@ミュージアム)が11月3日、大阪の北加賀屋に誕生する。築40年の建物をリノベーションした館内は2つの展示室とライブラリー、サロン、ミニシアター、ショップで構成。それぞれの部屋には森村によって名前がつけられ、作品やこれまでの活動を閲覧することができる。展覧会ポスターや各種ポストカード、特製Tシャツ、入手困難なカタログや書籍などの関連グッズを販売するショップも。今後は年2回の企画展が行われ、会期ごとにテーマが変わるので、行くたびに新たな森村作品に出合えるのも魅力的だ。

森村による〈M@M〉の図面スケッチ。
左:「肖像(標識1)」/右:「肖像(標識2)」。
「だぶらかし(ダンサー 1)」
森村による〈M@M〉の図面スケッチ。
左:「肖像(標識1)」/右:「肖像(標識2)」。
「だぶらかし(ダンサー 1)」
こけら落としとなる最初の展覧会は「君は『菫色のモナムール、其の他』を見たか?—森村泰昌のもうひとつの1980年代—」。本格的に作品を発表し始めた1980年半ばに焦点をあてた。展示は1986年に〈ギャラリー白〉で初めて行ったセルフポートレイト作品の個展「菫色のモナムール、其の他」を再現した。またモノクロの風景写真や交通標識に扮した自画像、イタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリの代表作「ヴィーナスの誕生」に倣った「男の誕生」など、未発表の80年代に製作した作品、約30点が披露される。森村泰昌ワールドにどっぷり浸かれる新名所に、今後注目だ。

〈M@M〉大阪府大阪市住之江区北加賀屋5-5-36 2F 12時〜18時。月曜、火曜、水曜、木曜休。入場料500円。