スーパーストラクチャーズ 新しい建築1960-1990 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

スーパーストラクチャーズ 新しい建築1960-1990

『カーサ ブルータス』2018年9月号より

1960年代、モダニズムの潮流に乗って現れた未来的な都市や工業的な建築案。1970年代後半になるとテクノロジーの発達で、それらは「ハイテク建築」となって体現する。

フォスター設計の〈旧ルノー・センター〉(1982)。©Foster + Partners, Ian Lambot
むき出しの鉄骨やダクト、ガラスのカーテンウォールなど、リチャード・ロジャースとレンゾ・ピアノによる、パリの〈ポンピドゥーセンター〉がその代表例だろう。今展会場の〈セインズベリー視覚美術センター〉も同時期に建てられたもので、ノーマン・フォスターによる初の公共建築だ。
ハイテク建築の先駆者ジャン・プルーヴェが1944年に設計した家の模型を見るロジャース(右)とハーバー。©Rogers Stirk Harbour + Partners
会場の〈セインズベリー視覚美術センター〉(1978)はイースト・アングリア大学の構内にある。
開館40周年で企画されたこの展覧会では、ハイテク建築を中心にその先駆的なアイデアや作品を模型やドローイング、映像などでたっぷり展示する。そのほか、館内ではルーシー・リーなど秀逸な収蔵品の常設展示、建築家とのコラボで知られるステンドグラス作家ブライアン・クラークの特別展も開催中。今もって斬新で色褪せず、また美術館のあり方に革命を起こした名建築。それを存分に味わうまたとない機会だ。
フォスター設計の〈香港上海銀行本社ビル〉(1985)。©Ben Johnson 

〈Sainsbury Centre for Visual Arts〉UEA, Norwich NR4 7TJ, UK TEL(44)1603 593199。〜9月2日。10時〜18時(土・日〜17時)。月曜休。12ポンド。

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