ART
まもなく『大地の芸術祭』越後妻有アートトリエンナーレ2018が開幕!
『カーサ ブルータス』2018年8月号より
July 15, 2018 | Art, Travel | a wall newspaper | photo_Keizo Kioku text_Naoko Aono
3年に1度開かれる『大地の芸術祭』。7回目の今回の芸術祭には、前回までに作られた作品もあわせて約380点もの作品が里山に集まる。
見どころの一つは〈越後妻有里山現代美術館[キナーレ]〉で開かれる『2018年の〈方丈記私記〉』。方丈記に倣い最小限の建築の案を公募、西沢立衛ら審査員が選んだものが回廊に並ぶ。その[キナーレ]中央の水盤にはレアンドロ・エルリッヒの新作が現れる。
クリスチャン・ボルタンスキーやイ・ブルは既存の作品に新しいアートを付け加える。磯辺行久の作品は地下に埋まった発電所の導水管を地上から見える形にしたもの。北京の建築設計事務所、MADアーキテクツは清津峡を眺めるトンネルを光の反射によって思いがけないところに空や水が見える不思議な空間に変えてしまう。
アートの他にスターシェフが監修したメニューや食のアーティスト、EAT&ART TAROのプロジェクトも。見て食べて楽しめる芸術祭だ。
アートの他にスターシェフが監修したメニューや食のアーティスト、EAT&ART TAROのプロジェクトも。見て食べて楽しめる芸術祭だ。
〈大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018〉越後妻有地域 新潟県十日町市、津南町 TEL 025 757 2637。7月29日〜9月17日。時間は開催場所によって異なる。作品鑑賞パスポート3,500円(前売3,000円)。