AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展

『カーサ ブルータス』2018年7月号より

音楽というのは感覚的に見えて実は数学的であり、建築的だ。

会場デザインのプロセス(会場構成:Wonderwall)。音楽をもとに空間を構築する。
音楽というのは感覚的に見えて実は数学的であり、建築的だ。たとえば音階や和音は周波数の比率と関係している。大きなメロディのうねりを和音やリズムが装飾する様は、鉄骨やコンクリートによる大空間をより小さな空間に分割していくのにも通じる。
コーネリアスのスタジオライブ撮影の様子(撮影:稲垣哲朗)。
『AUDIO ARCHITECTURE展』は音の持つ建築的な側面に注目するもの。展覧会ディレクターの中村勇吾はタイトルの言葉をコーネリアスのアルバムについてショーン・オノ・レノンが語ったエッセイで見つけ、ひとつの音楽をもとに空間を構築することができないか、と考えた。会場では映像、インテリア、グラフィック、テキストなど空間のあらゆる要素が、中村の作詞でコーネリアスの小山田圭吾が作曲した「AUDIO ARCHITECTURE」と連動し、調和する。参加作家は梅田宏明、大西景太、折笠良、ユーフラテスら。会場構成はワンダーウォールの片山正通。音がつくる建築とはどんなものか、新しい空間の楽しみ方ができる。
水尻自子の新作イメージ。水尻は身体の一部や寿司などをモチーフにした感触的なアニメーションなどを制作している。

〈21_21 DESIGN SIGHT〉東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン・ガーデン TEL 03 3475 2121。6月29日〜10月14日。10時〜19時。火曜休。1,100円。