日本最大のフェルメール展が来秋開催、本邦初を含む8点が来日! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

日本最大のフェルメール展が来秋開催、本邦初を含む8点が来日!

2018年秋から2019年初夏にかけて、東京、大阪の2つの美術館で『フェルメール展』が開催される。東京展では、フェルメールの作品8点が一堂に会する。

ヨハネス・フェルメール《牛乳を注ぐ女》1660年頃。アムステルダム国立美術館 Purchased with the support of the Vereniging Rembrandt, 1908 © Rijksmuseum, Amsterdam
17世紀オランダの黄金時代を代表する画家、ヨハネス・フェルメール。日本でも人気の高い画家だが、現存する作品がわずか35点ほどという希少性もあり、実際の作品を見る機会は非常に限られている。
日本初公開となる作品も登場。ヨハネス・フェルメール《ぶどう酒のグラス》(1661-1662年頃) ベルリン国立美術館 Gemäldegalerie, Staatliche Museen zu Berlin, Preußischer Kulturbesitz Foto: Jörg P. Anders
日本で初めてのフェルメール展は、2000年の〈大阪市立美術館〉で開かれた『フェルメールとその時代』展で、約3か月で60万人もの動員を果たした。近年では2008年に東京都美術館で開かれた『フェルメール展ー光の天才画家とデルフトの巨匠たち』で計7点の作品が登場し、大きな話題を呼んだ。今回はそれを上回る8点が一堂に会するというもので、日本美術史上最大の数となる。
フェルメールは画家としてのキャリアを聖書や神話の場面から始めたと言われている。 ヨハネス・フェルメール《マルタとマリアの家のキリスト》(1654-1656年頃)スコットランド・ナショナル・ギャラリー National Galleries of Scotland, Edinburgh. Presented by the sons of W A Coats in memory of their father 1927
同展の総合監修はフェルメール研究の第一人者であるワシントン・ナショナル・ギャラリーのアーサー・K・ウィーロックJr.、日本側の監修は千足伸行(成城大学名誉教授・広島県立美術館長)が務める。

「フェルメールは、オランダの最も偉大な画家の一人であり、作品の美しさや静謐さは、世界中に知れ渡っています。(中略)本展覧会で展示される作品はキャリアの全段階から選ばれており、彼の芸術表現の幅広さを示します」(アーサー・K・ウィーロックJr.)

本展はフェルメールの作品8点のほか、同じくオランダ黄金期を代表する画家、ハブリエル・メツー、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーンらの作品とともに約40点展示される。スタートは〈上野の森美術館〉で2018年10月から2019年2月、続いて〈大阪市立美術館〉にて、同2月から5月にかけて開催される。

本展は大きな混雑が予想されることから、〈上野の森美術館〉では「日時指定入場制」を導入。また、〈大阪市立美術館〉での展示では、東京とは一部異なる内容を予定している。
フェルメールは手紙をモチーフにした作品が多い。当時、手紙を書くことは教養の高さを示すものでもあった。 ヨハネス・フェルメール《手紙を書く婦人と召使い》(1670-1671年頃) アイルランド・ナショナル・ギャラリー Presented, Sir Alfred and Lady Beit, 1987 (Beit Collection) Photo © National Gallery of Ireland, Dublin
関連記事:奇跡の展覧会!? フェルメール12点がルーヴルにやってきた!

『フェルメール展』

〈上野の森美術館〉2018年10月5日〜2019年2月3日。

東京都台東区上野公園1-2


〈大阪市立美術館〉2019年2月16日〜5月12日。
大阪市天王寺区茶臼山町1-82

※観覧料、開館時間などは2018年4月以降に発表予定。