「生涯における最大の感激」、〈草間彌生美術館〉がオープン! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

「生涯における最大の感激」、〈草間彌生美術館〉がオープン!

10月1日、〈草間彌生美術館〉がついにオープンしました! 彼女の拠点、東京・新宿で前人未到の前衛芸術に身を浸すことができる必見の美術館です。

館内に展示された作品の前で。
東京・新宿区の住宅地に出現した白い塔。角が丸い建物の1階には白い水玉が見える。前衛芸術家、草間彌生自身が設立した財団が運営する〈草間彌生美術館〉だ。2階から5階まで、絵画や立体作品、インスタレーションと多様な草間の世界が広がる。

内覧会に登場した草間彌生は、美術館設立を「生涯における最大の感激」と述べた。

「私の愛する人々や、世界平和を望むすべての人々へ、畏敬の念をより一層込めて私は人生のおしまいの日までこれからも闘い続けます。あなたたちの志によって私を鼓舞して頂きたい。その強い願いをあなた達に伝えたいと思いこの美術館を建てました」
地上5階・地下1階建。拡幅中の外苑東通りに面し、異彩を放っている。 photo_Masahiro Tsuchido (c)YAYOI KUSAMA
白い水玉で覆われたエントランス。
地上5階・地下1階建。拡幅中の外苑東通りに面し、異彩を放っている。 photo_Masahiro Tsuchido (c)YAYOI KUSAMA
白い水玉で覆われたエントランス。
オープニングを記念して行われている展覧会は『創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき』というタイトルだ。2階は2004年から3年間にわたって描かれたモノクロームのドローイング「愛はとこしえ」のシリーズが広がる。目で埋め尽くされた横顔や、草間が幼少期から悩まされている水玉の幻視を画面に定着させたものが並ぶ。
2階は、モノクロームのドローイング「愛はとこしえ」のシリーズで埋め尽くされている。
《春を待つ女たち[TZW]》2005年 (c)YAYOI KUSAMA
2階は、モノクロームのドローイング「愛はとこしえ」のシリーズで埋め尽くされている。
《春を待つ女たち[TZW]》2005年 (c)YAYOI KUSAMA
3階は、今年春の国立新美術館『草間彌生 わが永遠の魂』展でも展示された「わが永遠の魂」シリーズだ。草間は、2メートル四方もある大画面にカラフルな目玉や水玉が踊るこのシリーズを毎日のように描き続けている。今回展示されている16点のうち、4点は初公開となる。画面だけでなく、《私の悲しみの青春の死が足音を立てゝやってくるのだ》といったタイトルも草間の思いを表している。
3階には、530点を超える「わが永遠の魂」シリーズから選りすぐりの16点が展示されている。
《私の悲しみの青春の死が足音を立てゝやってくるのだ》2017年 (c)YAYOI KUSAMA