世界を建てる:近現代の建築写真 | LONDON | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

世界を建てる:近現代の建築写真 | LONDON

建築や都市の変遷を18人の写真家の目を通して検証する展覧会が開催中。

ジュリアス・シュルマンによるピエール・コーニッグのケース・スタディ・ハウス(1960)。
ベレニス・アボットは高層ビルの建設によるマンハッタンの変遷を捉えた。ジュリアス・シュルマンのケース・スタディ・ハウスの写真はスタイルやファッションと建築を交差させた。写真の重要性をいち早く意識したル・コルビュジエ。チャンディーガルの建設過程はルシアン・エルベが撮影している。

一方、イラクやアフガニスタンでの戦争の爪痕を捉えたサイモン・ノーフォークの写真は、人間の愚かさを浮き彫りにする。ベネズエラで建設が頓挫になったビルを不法占拠して暮らす様子を捉えたイワン・バーンの写真からは、それに絡む諸問題と、人間のたくましさが浮かび上がる。杉本博司のボォッとしたアイコン建築の写真ではアートの題材としての建築の面白さが見えてくる。各時代に各視点から撮影された建築写真。そこには歴史、社会、政治、哲学、芸術など、さまざまな要素があぶり出され、なかなか興味深い。
イワン・バーンによるベネズエラの《トーレ・デ・ダビ》(2011)。
ルシアン・エルベによるル・コルビュジエのチャンディーガル高等裁判所(1955)。

〈Barbican Art Gallery〉

Silk Street London EC2Y 8DS TEL(44)845 120 7550。〜2015年1月11日。10時〜18時(木・金〜21時)。無休。入館料12ポンド。公式サイト