石巻でアートと自然が溶け合う『リボーンアート・フェスティバル』へ。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

石巻でアートと自然が溶け合う『リボーンアート・フェスティバル』へ。

今回で3回目になる『リボーンアート・フェスティバル』。東日本大震災で大きな被害を受けた石巻エリアを中心に行われるアートと音楽、食の祭りだ。今回はコロナ禍で今年夏と来年春の2回に分けて開かれる。夏会期のみどころをご案内します!

髙橋匡太《光の贈り物》(2021年)。〈石ノ森萬画館〉をさまざまな色の光でライトアップ。光の色は「会いたい人に送りたい色」を募集してリクエストされたもの。光が想いを届ける。
宮城県石巻市から太平洋に突き出た牡鹿半島は名前の通り鹿がたくさんいるエリア。リアス式海岸特有の複雑に入り組んだ海岸線に波が砕ける。ここで2017年から開かれている『リボーンアート・フェスティバル』は石巻市街地や牡鹿半島にアートと音楽が展開するイベント。今回は会場に女川エリアも加わり、石巻市街地と牡鹿半島の桃浦・荻浜・小積・鮎川の6つのエリアで開催される。

●石巻市街地エリア

雨宮庸介《石巻13分》(2021年・旧レストランかしま)。かつてレストランとして使われ、閉店後、東日本大震災時には救援物資倉庫としても使われた建物が舞台。そこに残されたモノが語るように、手のひらにタトゥーで刻んだ文字や海の眺めなどが錯綜する。
西尾康之《唐櫃》(2015年・旧サウナ石巻)。指で粘土を押し込んだ雌形から作られた彫刻。健康によいと信じられたラドン温泉に、人々が生み出した信仰や物語を題材にした作品が並ぶ。
マユンキキ《SIKNU シㇰヌ》(2021年・旧サウナ石巻)。タイトルはアイヌ語で「生きる、死なずにすむ、命を取りとめる、生き返る」といった意味。作者の自室を再現したインスタレーションにはジェンダーや民族に関するアイデンティティの問題が浮かび上がる。
MES《サイ》(2021年・旧つるの湯)。会場は東日本大震災で被災しながらも再開し、近頃閉館した銭湯。「復興五輪」と称された五輪と石巻の復興の過程を作品化した。
「リボーン」が開催される石巻は仙台から電車でおよそ1時間。石巻市街地エリアや女川町では商店街など、人の賑わいとアートが同居する。牡鹿半島に点在するエリアでは海や森など、この場所ならではの自然とアートとが対話している。インディペンデント・キュレーターの窪田研二が全体のキュレーションを担当した。石巻市街地エリアでは人々の記憶が残る建物などにアートが設置されている。
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