ART
地球の歴史と今を考えるオラファーのパビリオン。
『カーサ ブルータス』2021年1月号より
December 12, 2020 | Art, Travel | window on the world | photo_Martin Rattini text_Mika Yoshida & David G. Imber
標高3,212m、アルプス山脈東部の南チロルにあるグラヴァント山頂にスチールとガラスのパビリオンが出現。
オラファー・エリアソンが手がけた公共アートだ。手前にはまず410mの小径が続き、氷河期のサイクルを表した9つのゲートをくぐる。そしてパビリオンの中からは天体や、周囲に広がる氷河が観察できる。深遠な宇宙を仰ぎながら、気候変動で失われてゆく氷河を目の当たりに。