「おいしい浮世絵」展で江戸グルメを味わう|青野尚子の今週末見るべきアート | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

「おいしい浮世絵」展で江戸グルメを味わう|青野尚子の今週末見るべきアート

どの絵を見てもおいしそう! 食べ物や食事の場面が描かれた浮世絵を集めた展覧会が開かれています。みんなが食べているのを見て幸せな気分になったら、自分もおいしいものを食べたくなる展覧会です。

歌川国芳《東都七福弁天 深川すさき弁天》。団扇にするための「団扇絵」として描かれたもの。桶に積み重ねられた握りずしには楊枝が刺さっている。 個人蔵(8月15日〜9月13日展示)。
いつもとはひと味違うレシピ、名店や名シェフへの憧れ、食にまつわるエッセイなど、日本では食に対して貪欲な好奇心を持つ人が多い。私たちはなぜ食について語ることがこんなに好きなんだろう? 江戸時代の浮世絵でそのルーツを探る展覧会が開かれている。
歌川広重《名所江戸百景 びくにはし雪中》。左端に見える「山くじら」とは猪や鹿などの肉のこと。肉食が禁じられていたため、こう称することがあった。 味の素食の文化センター蔵。
手軽に買える版画として庶民にも流布した浮世絵には名所旧跡や人気の歌舞伎役者だけでなく、食に関するさまざまな場面も描かれていた。浮世絵の展覧会では葛飾北斎や歌川広重など絵師にフォーカスをあてることが多いが、今回は祭りや行事での食事や江戸時代から親しまれてきた食材といった切り口から浮世絵をセレクト、「食いしん坊日本」の歴史をたどる。

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