ART
日本の現代アートの歴史と現在がわかる『STARS展』。
『カーサ ブルータス』2020年9月号より
August 7, 2020 | Art | a wall newspaper | text_Jun Ishida photo_Kishin Shinoyama(portrait)、Mikiya Takimoto(installation)
森美術館で『STARS展』がついに開幕。現代美術の最前線に立つ6名の作品が揃います。
・篠山紀信が激写! アート界のスターが全員集合。
日本を拠点に、世界のアート界の最前線で活躍する現代美術家6名の軌跡を探る展覧会『STARS展』が、ついに森美術館で始まった。当初は4月に開催する予定だったが、緊急事態宣言発令に伴い延期となり、待ちに待った開幕となった。
展覧会の参加アーティストは、村上隆、李禹煥、草間彌生、宮島達男、奈良美智、杉本博司の6名だ。森美術館館長の片岡真実は、「国内外の美術館での評価や実績、美術史の中での位置づけ、加えてマーケットでの評価も加味した」と、その選定の理由を挙げている。1スペース1アーティストからなる展示は、彼らが国際的な評価を受けるきっかけとなった初期作品と最新作で構成され、例えば村上隆の空間では、初期フィギュア彫刻の代表作《マイ・ロンサム・カウボーイ》と、描き下ろしとなる新作絵画が登場する。
会場では、1950年以降に海外で開催された主要な日本の現代美術展の資料も展示され、日本の現代美術史を知る上でも貴重な展示となっている。
会場では、1950年以降に海外で開催された主要な日本の現代美術展の資料も展示され、日本の現代美術史を知る上でも貴重な展示となっている。
Loading...
Loading...