日本の現代アートの歴史と現在がわかる『STARS展』。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

日本の現代アートの歴史と現在がわかる『STARS展』。

『カーサ ブルータス』2020年9月号より

森美術館で『STARS展』がついに開幕。現代美術の最前線に立つ6名の作品が揃います。

・篠山紀信が激写! アート界のスターが全員集合。

森美術館『STARS展』の記者会見に参加した作家(草間彌生は欠席)を篠山紀信が撮影。右から奈良美智、宮島達男、杉本博司、李禹煥、村上隆。5人の集合写真は史上初となる。 撮影(ポートレイト)_篠山紀信、(会場)_瀧本幹也。
日本を拠点に、世界のアート界の最前線で活躍する現代美術家6名の軌跡を探る展覧会『STARS展』が、ついに森美術館で始まった。当初は4月に開催する予定だったが、緊急事態宣言発令に伴い延期となり、待ちに待った開幕となった。
村上 隆(Takashi Murakami) 展覧会のトップを飾るのは村上隆の空間。『STARS展』のために描き下ろした巨大絵画《チェリーブロッサム フジヤマ JAPAN》(2020年)が観客を出迎える。(c) 2020 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
村上 隆の名前を海外にも知らしめたフィギュア彫刻作品《ヒロポン》(左・1997年)と《右・マイ・ロンサム・カウボーイ》(1998年)。
展覧会の参加アーティストは、村上隆、李禹煥、草間彌生、宮島達男、奈良美智、杉本博司の6名だ。森美術館館長の片岡真実は、「国内外の美術館での評価や実績、美術史の中での位置づけ、加えてマーケットでの評価も加味した」と、その選定の理由を挙げている。1スペース1アーティストからなる展示は、彼らが国際的な評価を受けるきっかけとなった初期作品と最新作で構成され、例えば村上隆の空間では、初期フィギュア彫刻の代表作《マイ・ロンサム・カウボーイ》と、描き下ろしとなる新作絵画が登場する。

会場では、1950年以降に海外で開催された主要な日本の現代美術展の資料も展示され、日本の現代美術史を知る上でも貴重な展示となっている。
李禹煥(Lee Ufan) 韓国に生まれ、1956年からは日本を拠点とする李禹煥。近年、世界的な再評価の高まる「もの派」を代表する作家は、ミニマルな展示空間を作り出した。手前は1969年に発表した伝説的作品《関係項》を再構成したもの。
李禹煥《関係項―不協和音》(2004/2020年)。壁に架けられた絵画2点は《対話》シリーズより(右・2019年、左・2020年)。

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