レアンドロ・エルリッヒ作品がある、小さな美術館がオープン! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

レアンドロ・エルリッヒ作品がある、小さな美術館がオープン!

〈金沢21世紀美術館〉から徒歩3分のところに新しい美術館がオープンしました。金沢の街を歩くのがもっと楽しくなる美術館です。

7月23日から公開されるレアンドロ・エルリッヒの作品《INFINITE STAIRCASE》。高いビルの階段を上から見下ろしたように見えるが、実は……? © Leandro Erlich
《INFINITE STAIRCASE》を別アングルから見たところ。実際に訪れるとその仕掛けに驚かされる。〈KAMU kanazawa〉の開館からこの作品が設置されるまでのおよそ1ヶ月間は、実寸の図面ととても小さな作品《階段》が展示されていた。 © Leandro Erlich
2020年6月に開館した〈KAMU kanazawa〉があるのは、〈金沢21世紀美術館〉に続く道沿いの商店街の一角。元は店舗だった3階建てのビルの1〜3階が展示室になっている。主に立体やテクノロジーを中心とした現代美術を扱う美術館だ。オーナーは金沢でデザインを学び、現在はプロデュースやプロジェクトマネジメントなどを手がける林田堅太郎(けんたろう)。KAMUの館名は「Ken Art Museum」からとられている。
《INFINITE STAIRCASE》 © Leandro Erlich
1階にはレアンドロ・エルリッヒの《INFINITE STAIRCASE》が設置されている。観客が内部に入ることで空間の位相が逆転したような不思議な感覚に陥る作品だ。この美術館のために新たに制作された《INFINITE STAIRCASE》は部屋にぴったり入るサイズになっている。
2階:ステファニー・クエール作品の展示風景。動物たちはそれぞれ、彼らが好みそうな高さに陣どっている。
左のキツネの鋭い視線の先には、何も知らずにのんびりとしているウサギが。
2階はイギリスのマン島を拠点にするステファニー・クエールの作品が並ぶ。粘土を使い、さまざまな動物を実物大で表現した彫刻だ。手の跡が残るラフな質感だけれど、それぞれの動物の骨格や筋肉がとらえられている。その生き生きとした表情とともに、彫刻の配置にも工夫が凝らされている。「観客と動物、動物同士の距離感を感じてほしい」と林田。よく見るとキツネはウサギに狙いを定めていたりするのも、面白い。

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