MOMATコレクション展とファッション。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

MOMATコレクション展とファッション。

『カーサ ブルータス』2020年5月号より

皇居を目の前にした〈東京国立近代美術館(MOMAT)〉の魅力は、趣向を凝らした展示の構成力と作家と作品への審美眼。今回、「ON VIEWING」をテーマにファッション撮影を行なったのは、2月から開催されていた所蔵作品展『MOMATコレクション』。残念ながら会期の半分以上は閉館していたが、6月16日から作品の一部を入れ替えた今期『MOMATコレクション』がスタートした。ぜひ〈東京国立近代美術館〉まで足を運んでみよう。

萬鉄五郎《裸体美人》1912年 重要文化財 ナイロンリップストップのロングフーディーコート《KALSER》 216,000円(2 モンクレール 1952/モンクレール ジャパン TEL 0120 977 747)、その他は私物。
ナイロンリップストップのロングフーディーコート《KALSER》216,000円、中に着たナイロンリップストップのアノラックフーディー《REYNARD》171,000円(共に2 モンクレール 1952/モンクレール ジャパン TEL 0120 977 747)、タートルネックTシャツは私物。
〈眺めのよい部屋〉 ロングフーディーコート79,000円※参考価格(ラコステ/ラコステお客様センターTEL0120 37 0202)、耐久撥水加工のナイロンパンツ14,000円(ヘリーハンセン/ヘリーハンセン原宿店 TEL 03 6418 9669)、リブ編みのロングソックス1,600円(エイチ ビューティ&ユース TEL 03 6438 5230)、その他は私物。


萬鉄五郎の《裸体美人》(1912年 )は、大正期の日本洋画を代表する作家による、東京美術学校(現・東京藝術大学)の卒業制作にして傑作。裸の新妻をゴッホばりの屋外風景に取り合わせた。

4階にある展望休憩室〈眺めのよい部屋〉は、皇居、丸の内の美しい風景を楽しめる。鑑賞に疲れたらひと休みしよう。
北脇昇《クォ・ヴァディス》1949年(右/展示終了)/《自我像》1947年(左) コットンストレッチクルーネックスウェットシャツ24,000円、同素材のパンツ23,000円(共にイズネス/アルファ PR TEL 03 5413 3546)、肩に背負った耐水生地のフィッシュテールパーカ188,000円(ストーンアイランド シャドウプロジェクト/ストーンアイランド TEL 03 6271 4654)、ルーズソックス1,800円(エイチ ビューティ&ユースTEL03 6438 5230)、その他は私物。
ワシリー・カンディンスキー《全体》1940年
植物などの身近なものをアイデアソースにしながらも、ユニークで謎めいた作品を生み出した北脇昇。ペールトーンの色合いが実に美しいこれらの作品をはじめ、10月25日まで延長された『北脇昇 一粒の種に宇宙を視る』展では、約40点の作品を展示している。

ワシリー・カンディンスキーの《全体》(1940年)は、〈東京国立近代美術館〉が所蔵する名作の一つ。抽象絵画の先駆者、カンディンスキーが晩年に描いたもので、バウハウスで教鞭も執った彼の本作をはじめ、バウハウスから生まれた作品も所蔵されている。
川合玉堂《行く春》1916年 重要文化財(展示終了) PRIMALOFT®のプルオーバートップス35,000円(ゴールドウイン/ゴールドウイン 丸の内 TEL 03 6268 0037)、ワイドテーパードのワークパンツ21,000円(ディッキーズ×フレッシュサービス/フレッシュサービス ヘッドクオーターズ TEL 03 5775 4755)、その他は私物。
アントニー・ゴームリー《反映/思索》2001年 カシミヤとシルクのロングスリーブTシャツ52,000円、同素材のニットパンツ48,000円(共にコモリ/ワグ インク TEL 03 5791 1501)、ルーズソックス1,800円(エイチ ビューティ&ユース TEL 03 6438 5230)、その他は私物。Antony Gormley  REFLECTION, 2001  Cast iron  191 x 68 x 37 cm (2bodyforms) Installation view,The National Museum of Modern Art,Tokyo, Japan  Edition of 3 and 2 Aps Photograph by Seishi Shirakawa  © the artist
ナイロンコーチジャケット266,000円、ナイロンパンツ105,000円、ナイロンオフィサーハット36,000円※すべて予価(以上プラダ/プラダ クライアントサービス TEL 0120 45 1913)、その他は私物。
荻原守衛《文覚》1908年 中に着たリップストップの防水ナイロンフーディー90,000円(ストーンアイランド TEL 03 6271 4654)、オーガニックコットン2タックのスラックス35,000円(マーカウェア/パーキング TEL 03 6412 8217)、ブレザー、タートルネックTシャツ、シューズは私物。
暗がりに浮かび上がる屏風は日本画の巨匠、川合玉堂の名作《行く春》。桜の舞い散る埼玉・長瀞(ながとろ)の春の風景が実に繊細かつ写実的に描かれている。

アントニー・ゴームリーの《反映/思索》は、2階テラスのガラスを挟み、作家本人から型を抜いた2体を向き合わせて配置。実像を反映した虚像を意味するのか、作家の思索すらも考えさせられる作品だ。

荻原守衛のブロンズ作品《文覚》は、作家が恋した新宿の菓子舗〈中村屋〉の女主人、相馬黒光が鎌倉成就院にある文覚の木彫の話をしたことに刺激を受け、制作したものだという。明治の終わりの恋心から生まれた作品。

〈東京国立近代美術館〉

皇居のそばに建つ日本初の国立美術館。多数の重要文化財をはじめ国内最大級の13,000点を超える所蔵品から約200点を厳選した『MOMATコレクション』展を開催中。今期は10月25日まで。企画展『ピーター・ドイグ』展も開催中。現在は日時指定制で、展覧会によって予約・購入のサイトが異なる。最新の情報は公式サイトにてご確認を。●東京都千代田区北の丸公園3−1TEL050 5541 8600(ハローダイヤル)。

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