JRの巨大壁画が、LOT-EKのコンテナに出現! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

JRの巨大壁画が、LOT-EKのコンテナに出現!

『カーサ ブルータス』2020年4月号より

パークに突如出現する圧巻のビジュアル! JRとLOT-EKがタッグを組んだインスタレーションがついに公開。見に行く前にまずは予習をしておこう。

ストリートアーティスト、JRによる写真壁画がウォーターフロントにドーン! 作品を支える「壁」は、アップサイクル建築の元祖、LOT-EKが設計したコンテナ構造だ。 (c) JR-ART.net
コンテナも、LOT-EKの手にかかれば立体作品や建築に。 photo_LOT-EK + Marc Azoulay
ストリートアーティスト、JRによる写真壁画がウォーターフロントにドーン! 作品を支える「壁」は、アップサイクル建築の元祖、LOT-EKが設計したコンテナ構造だ。 (c) JR-ART.net
コンテナも、LOT-EKの手にかかれば立体作品や建築に。 photo_LOT-EK + Marc Azoulay
泣く子も黙る、世界3大ストリートアーティストの1人、JR。ブルックリン美術館で回顧展を開催中のこの時期、市内各地で制作しているのが公共アート。中でも一番の目玉が、ウォーターフロントに先頃出現した高さ18mもの巨大な写真壁画だ。

作品の「壁」となるのは、LOT-EKが組み上げた16個の貨物コンテナ。コンテナ建築をはじめとするアップサイクル・デザインの先駆者LOT-EKとタッグを組むとは、JRもお目が高い!?

LOT-EKは、貨物コンテナや工業用資材で住宅や商業空間を生み出し、各方面から高い評価を得ている建築事務所だ。ホイットニー美術館でコンテナ製の「分館」を作ったかと思えば、PUMAのポップアップショップもコンテナでこしらえ、世界各地の港に出現させたり。普段は誰も気に留めないモノから引き出す洗練美、そして遊び心で人々を楽しませてきた。
その名も〈Triangle Stack #2〉。組み上げたコンテナが空を三角に切り取る。 photo_LOT-EK + Marc Azoulay
ミニマムな構造。 photo_LOT-EK + Marc Azoulay
壁画の背後に見えるのがドミノ製糖工場跡だ。人気の遊歩道は、その右手に。
その名も〈Triangle Stack #2〉。組み上げたコンテナが空を三角に切り取る。 photo_LOT-EK + Marc Azoulay
ミニマムな構造。 photo_LOT-EK + Marc Azoulay
壁画の背後に見えるのがドミノ製糖工場跡だ。人気の遊歩道は、その右手に。
そのLOT-EKがJRとコラボするロケーションが噂のドミノパークと聞いて、思わずヒザを打った人も多いはず。ドミノパークといえば、閉鎖した製糖工場を外観そのままに残したインダストリアルな「廃墟美」と、周囲で拡大する最先端な新建築とが強烈なコントラストを見せる話題の再開発地区だ。幾何学的に積まれたコンテナ群と巨大な壁画が突如として出現する光景は、破壊と誕生が共存するこのエリアにまさにふさわしい。

写真壁画には無数の人物が登場するが、これ実は全員、NYに実在する一般市民なのだとか。今からさかのぼること2年前、JRはNY中をくまなく巡り、ランダムに町の人へ声をかけて回るプロジェクトを行った。6週間かけてポートレートを撮り、インタビューしたその数1128人! 姿や語りを通して見えてくるのは、NYの熱気と魅力、銃規制や移民などの抱える問題、そして個々の人生。そんなNYのリアルを、壁画に落とし込んだのだ。

ちなみにこの壁画の中にはロバート・デ・ニーロや、バイクでウィリーをしているJR本人の姿も! さて一体どこに隠れてる?
LO-TEK イタリア出身のアダ・トーラとジュゼッペ・リニャーノが1993年、NYで設立。住宅や商業施設の設計、美術館での展示、コロンビア大学ほかで教鞭を執る。photo_Danny Bright
JR フランス出身。自らを「都市活動家」と呼び、ルーヴル美術館からカリフォルニアの刑務所まで、世界のあらゆる場所でストリートアートを制作し、問題提起する。photo_JR
LO-TEK イタリア出身のアダ・トーラとジュゼッペ・リニャーノが1993年、NYで設立。住宅や商業施設の設計、美術館での展示、コロンビア大学ほかで教鞭を執る。photo_Danny Bright
JR フランス出身。自らを「都市活動家」と呼び、ルーヴル美術館からカリフォルニアの刑務所まで、世界のあらゆる場所でストリートアートを制作し、問題提起する。photo_JR

『Triangle Stack #2 / The Chronicles of New York City』

場所はドミノパーク南端近く、5th St.とKent Ave.のあたり。設置は5月初旬までの予定。なおブルックリン美術館でのJRの展覧会『JR: Chronicles』は2020年5月3日まで。

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