ついにボルタンスキー展が東京にやってくる! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ついにボルタンスキー展が東京にやってくる!

クリスチャン・ボルタンスキーの大規模回顧展が、6月12日から東京・六本木の〈国立新美術館〉でスタートする。

クリスチャン・ボルタンスキー ©Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo by Didier Plowy
今年の2月から5月にかけて大阪の〈国立国際美術館〉で行われ、大きな話題を呼んだ現代作家、クリスチャン・ボルタンスキーの大規模回顧展『クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime』。そんな話題の展覧会がついに〈国立新美術館〉に登場する。
《アニミタス(白)》 2017 / ビデオプロジェクション(HD、10時間36秒)、シルクペーパーの玉 / 作家蔵 © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Courtesy Power Station of Art, Shanghai, Photo by Jiang Wenyi
1968年にパリで初個展を開催して以来、日本を含め各国で作品を発表し続けるクリスチャン・ボルタンスキー。これまで歴史や記憶、人間の存在の痕跡をテーマに制作された、書籍や写真、映像、日用品といった多様なメディアを用いた作品は、訪れる人々に生と死について、問いかけてきた。そんなボルタンスキーの大規模回顧展は初期作品から最新作までを含む46作品(予定)によって構成される。
《ミステリオス》(展示風景)2017 / ビデオプロジェクション(HD、約12時間)、3面のスクリーン / 作家蔵 © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Courtesy Power Station of Art, Shanghai, Photo by Jiang Wenyi
《発言する》 2005 / 板、コート、ランプ、サウンドボックス / 作家蔵
© Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, © MACs_Grand Hornu, Belgique, Photo by Philippe De Gobert
《ミステリオス》(展示風景)2017 / ビデオプロジェクション(HD、約12時間)、3面のスクリーン / 作家蔵 © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Courtesy Power Station of Art, Shanghai, Photo by Jiang Wenyi
《発言する》 2005 / 板、コート、ランプ、サウンドボックス / 作家蔵 © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, © MACs_Grand Hornu, Belgique, Photo by Philippe De Gobert
中でも注目したいのは “空間のアーティスト”と自ら呼ぶボルタンスキーが、展覧会をひとつの作品として、表現していること。初期作品から最新作までを時代順に紹介するのではなく、それぞれの作品を〈国立新美術館〉の空間に合わせて組み合わせ、ひとつの大きなインスタレーションとして構成する予定だ。

生きているということは、常に「死」が待ち構えている。当たり前のことでありながらも、どこか遠くに感じてしまいがちな「死」と「生」について、作品の間をさまよいながら、クリスチャン・ボルタンスキーは教えてくれる。
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『クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime』

〈国立新美術館〉東京都港区六本木7-22-2。TEL 03 5777 8600。6月12日〜9月2日。火曜休。10時〜18時。1,600円。