みんな大好き、有名作家たちによる「食」の写真展がベルリンで開催。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

みんな大好き、有名作家たちによる「食」の写真展がベルリンで開催。

様々な写真作家が独自の視点で食を捉えた写真展がベルリンにある1950年代建築〈アメリカハウス〉内の写真ギャラリー〈C/O Berlin〉で開催される。キュレーションはニューヨークの出版社〈Aperture〉だ。

Peter Fischli and David Weiss, Fashion Show, 1979; from Wurst Series (Sausage Series) (c) Peter Fischli and David Weiss, Zurich 2018 . Courtesy Sprüth Magers, Berlin, Matthew Marks Gallery, New York and Galerie Eva Presenhuber, Zurich
世界中、どこにいても誰でもがスマホの被写体にしたいと思う食べ物。

『フード・フォー・アイズ』は、食の写真を家族、伝統、富、貧困、ジェンダー、人種、嫌悪、満足、消費といったテーマと共に〈Aperture〉出版財団がキュレートしたユニークな企画だ。

スイス人アーティストデュオ、フィッシュリ&ヴァイスのソーセージのシリーズ、イギリス人写真家マーティン・パーが撮った海辺の街のファーストフード店に集まる水着姿の人々やイギリス文化を象徴するケーキとお茶、アーヴィング・ペンのフローズン・フード、ヴォルフガング・ティルマンスによる窓際に置かれた果物、荒木経惟の谷中生姜、川内倫子による芋虫が這う姿。著名作家による作品は、それぞれの文化背景への興味を喚起するものばかりだ。
広告やファッション、レシピ本などからの歴史的なイメージの展示もあり、当時のトレンドから時代背景も垣間見ることができる。

「食べ物で遊ぶのはいけません」と母親に言われた子どもの頃の記憶が誰でもあると思うが、この展示では食べ物で思いっきり遊んでいる大人たちの傑作に触れられる。愛らしくもあり、グロテスクでもある。作家たちが童心に帰れるのは、食が毎日の生活には欠かせない身近な存在だからだろう。
Martin Parr, New Brighton, England, 1983–85, Archival Pigment Print (c) Martin Parr/Magnum Photos
Nobuyoshi Araki, The Banquet, 1993, RP-Pro Crystal Print (c) Nobuyoshi Araki, Courtesy Taka Ishii Gallery, Tokyo
Wolfgang Tillmans, summer still-life, 1995 (c) Wolfgang Tillmans . Courtesy Galerie Buchholz, Berlin/Cologne, Maureen Paley, London and David Zwirner, New York
Martin Parr, New Brighton, England, 1983–85, Archival Pigment Print (c) Martin Parr/Magnum Photos
Nobuyoshi Araki, The Banquet, 1993, RP-Pro Crystal Print (c) Nobuyoshi Araki, Courtesy Taka Ishii Gallery, Tokyo
Wolfgang Tillmans, summer still-life, 1995 (c) Wolfgang Tillmans . Courtesy Galerie Buchholz, Berlin/Cologne, Maureen Paley, London and David Zwirner, New York

『フード・フォー・アイズ』

〈C/O Berlin〉Amerika Haus Hardenberugstr.22-24 10623 Berlin Germany TEL (49) 30 28444160。6月8日〜9月7日。11時〜20時。10ユーロ。