安藤忠雄、過去最大の展覧会がこの秋開催! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

安藤忠雄、過去最大の展覧会がこの秋開催!

安藤忠雄の過去最大規模となる展覧会が、いよいよ9月27日から国立新美術館で開催される。常に挑戦し続ける建築家の過去、現代、そして未来の展望が一堂に会する最注目の展覧会。安藤忠雄による特別講演動画もノーカット版でお届け!

撮影:荒木経惟
半世紀以上にわたって建築の既成概念を打ち破る試みを続けてきた安藤忠雄。初期の代表作から現在進行中のプロジェクトまで、200点以上の建築資料が展示される。
安藤の名を一躍、世界に知らしめることとなったデビュー作〈住吉の長屋〉の模型。
〈住吉の長屋〉(1976年、大阪府大阪市)当時の写真。撮影:新建築社、写真部
安藤忠雄は、1941年大阪に生まれた。高校時代はプロボクサーとしてリングに上がった経歴も持つ彼が建築家を目指したのは、工業高校卒業後。独学と実地で建築を学び、1969年、安藤忠雄建築研究所を設立する。そして1976年に〈住吉の長屋〉が竣工すると、三軒長屋の真ん中を切り取り、コンクリート打放しの住宅に立て替えるという斬新な手法が話題となり、本作で日本建築学会賞を受賞。一躍、国内外で注目の建築家となる。
安藤のシグネチャーともいえる打ち放しコンクリート造の〈光の教会〉(1989年、大阪府茨木市) 。十字架の形になったスリット窓から光が差し込む。撮影:松岡満男
本展では、〈住吉の長屋〉を始め、安藤自らが「原点」という住宅のプロジェクトが100点以上展示される。また、住吉に続く安藤の代表作となった〈光の教会〉(1989年竣工)を原寸大で野外展示場に再現。安藤が目指した十字部分を吹き抜けにした形(実作はガラスを設置)でつくられる予定だ。
直島のプロジェクト(香川県直島町)模型。
そして本誌がずっと追いかけてきた「直島プロジェクト」もその全貌が一大インスタレーションとして展示される。1987年の「直島文化村構想」から始まり、〈ベネッセハウス〉(1992年竣工)、家プロジェクト〈南寺〉(1999年竣工)、〈地中美術館〉(2004年竣工)、〈李禹煥美術館〉(2010年竣工)、〈ANDO MUSEUM〉(2013年竣工)と続く30年にわたる大プロジェクトが一望のもとに。安藤にふさわしく、内容、スケールともに前代未聞の建築展となりそうだ。
〈直島 ベネッセハウス〉(1992年/1995年、香川県直島町)。撮影:松岡満男
〈直島 ベネッセハウス オーバル〉(1995年、香川県直島町)。撮影:藤塚光政
〈光の教会〉、〈風の教会〉とともに安藤の「教会三部作」と言われる〈水の教会〉(1988年、北海道占冠村)。撮影:白鳥美雄
安藤の事務所である〈大淀のアトリエⅡ〉(大阪府大阪市)模型。
〈直島 ベネッセハウス〉(1992年/1995年、香川県直島町)。撮影:松岡満男
〈直島 ベネッセハウス オーバル〉(1995年、香川県直島町)。撮影:藤塚光政
〈光の教会〉、〈風の教会〉とともに安藤の「教会三部作」と言われる〈水の教会〉(1988年、北海道占冠村)。撮影:白鳥美雄
安藤の事務所である〈大淀のアトリエⅡ〉(大阪府大阪市)模型。
17世紀の歴史的建造物の外観を生かした現代美術館〈プンタ・デラ・ドガーナ〉(イタリア、ヴェニス)。(c) Palazzo Grassi SpA. Foto: ORCH orsenigo_chemollo
記者会見当日に行われた、安藤忠雄による特別講演。

『安藤忠雄展—挑戦—』

〈国立新美術館 企画展示室1E+野外展示場〉 

東京都港区六本木7-22-2
TEL 03 5777 8600。9月27日〜12月18日。火休。10時〜18時(金・土〜20時)。一般1500円。