ヘザウィックが設計した、NYのリトルアイランド。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ヘザウィックが設計した、NYのリトルアイランド。

『カーサ ブルータス』2021年8月号より

チューリップを思わせる形状のコラム(円柱)にすくい上げられたような〈リトルアイランド〉は、ハドソン川に浮かぶ人工島だ。

土台を形成するコンクリートのコラムは、その数280本。島の端が高く持ち上がっているのは、日光が遮られて川の生態系への影響が及ばないようにという自然保護的な配慮から。
キャパ687席の野外シアター。今シーズンは500本を超す公演を予定。
設計はトーマス・ヘザウィック。埠頭は平坦なものという先入観をくつがえし、山あり谷ありの複雑な地形をチェルシー地区のウォーターフロントに生み出した。小島ながらささやかな岩場や坂道、展望台に屋外ステージも!

様々な眺めを味わえるだけでなく、エリアごとに異なる微気候が作り出されているのも驚きだ。緑を手がけたのはNY公共空間におけるランドスケープデザインの第一人者、シグニー・ニールセン。NYの自生種を中心とした約400種もの樹木や草花が、川も凍る冬の寒さや夏の酷暑に耐えながら、一年を通じ市民の目と心に安らぎをもたらす。

季節の花に囲まれて軽食やワインでピクニックするも良し、日没や夜景を堪能したり、野外ステージでダンスや演劇を鑑賞したりと、思い思いのアクティビティが楽しめる。公園を愛する街に誕生した最新形・公共ワンダーランドだ。
近くにハイラインが。

〈Little Island〉

Pier55 in Hudson River Park West 13th St., New York。6時〜翌1時。無休。入場無料だが日時指定チケットのオンライン予約が必要。ただし6時〜12時は不要。

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