東京・新橋|築90年の名建築がシェアオフィスに生まれ変わりました。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

東京・新橋|築90年の名建築がシェアオフィスに生まれ変わりました。

東京・新橋駅近くの一角に昭和の始めから建つ〈堀ビル〉。カーブした壁や装飾が美しいこのビルがシェアオフィスになりました。意匠を凝らした建物の内外をご紹介します。

〈GOOD OFFICE新橋〉として生まれ変わった旧〈堀ビル〉外観。近代的なビルの間で一際目立つ外観です。  ©︎Yurika Kono
外壁のスクラッチタイルやレリーフなどは、きれいに修繕が完了し、ほぼ竣工当時のままを保っている。
規模は違うが渡辺仁設計の〈服部時計店〉(現〈和光〉)とは同い年(竣工年が同じ)だ。
〈堀ビル〉は、1932年(昭和7年)錠前など建築金物の製造販売を行う堀商店のオフィスとして建てられた。小林正紹と公保敏雄の設計によるものだ。小林は大蔵省の官吏であり、〈国会議事堂〉や神宮外苑の〈絵画館〉などに関わったとされる。公保は姓が違うが小林の実弟にあたる。
1階は共用のラウンジになっている。床の細かいタイルは既存のもの。
壁の蝶々型の模様はプレキャストブロック。ブロックを積み上げることで水平・垂直方向の揺れに耐える耐震補強壁となる。竹中工務店が開発した工法だ。
ドアとして使われていた建具をパーティションに転用した。
階段室1階部分。天井の照明は既存のもの。
建物は昨年まで堀商店が使用しており、90年近くにわたって新橋のランドマークとして親しまれてきた。1階は同社のショールーム、2、3階がオフィス、4階が住居として使われ、5階には塔屋とテラス、地下にもフロアがある。2階の一部はオーナーが集めた鍵や錠前を展示する非公開のギャラリーとなっていた。関東大震災の9年後の竣工ということもあり、建物は頑丈に造られている。地下階は戦時中、防空壕がわりに使われていたこともあったそう。
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