デザイン監修・安藤忠雄。建築設計・日建設計による〈Wホテル〉が大阪に上陸。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

デザイン監修・安藤忠雄。建築設計・日建設計による〈Wホテル〉が大阪に上陸。

NYでの開業を皮切りにアメリカやアジアに展開する〈Wホテル〉が満を持して日本へと進出。〈W Osaka〉が3月16日に大阪・御堂筋にオープンした。

〈W Osaka〉で人々をまず出迎えてくれるのはカラフルな色に包まれるエントランス。
実は御堂筋には数少ないという、全面ガラス張りの外観。東と南の壁面にはそれぞれ4箇所の凹凸があしらわれ、彫刻的な要素を加えている。建築設計は日建設計。
建物の西側にある車止めはボーダーのネオンライトに彩られている。
同じく西側の低層階は、日建設計によるWをモチーフにした外壁。
マリオット・インターナショナル系列のラグジュアリー・ライフスタイルホテル〈Wホテル〉が、日本初上陸の地に選んだのは大阪。街を南北に貫くメインストリート・御堂筋に面し、世界有数のラグジュアリーブランドが立ち並ぶ心斎橋に位置する。

デザイン監修の安藤忠雄と建築設計の日建設計による「大阪商人の遊び心」をテーマにしたコンセプトは、ミニマムな外観と、一転して華やかインテリアのコントラストで構成されている。かつて江戸幕府により贅沢を禁じられていた大阪商人は、表向きは控え目で地味にしながらも、内では豪華さを極め楽しんだという。その遊び心がホテル全体に貫かれているのだ。
レインボーカラーが印象的なリビングルームのラウンジ。カジュアルランチやアフタヌーンティなどに利用できる。右奥の階段はスタンドマイクが置かれるステージ。
〈W Osaka〉のコア(心臓部)と位置付けられたリビングルーム。常設のDJブースではイベントも予定されている。
リビングルームから続くイベントスペース。洗練されたミラーボールや、電光掲示板を思わせるサインがモダン。
インテリアデザインは〈W London〉や〈W Verbier〉などを手がけてきた、オランダ〈Concrete Architectural Associates〉が担当する。ホテルが建てられる街を自らの目と足でリサーチし、デザインに反映するスタイルは世界各国の〈Wホテル〉同様。ネオンが煌めくエネルギッシュな大阪にインスパイアされた内装は、賑やかでカラフルなものとなっている。
「Whateverサービス」と名付けられたコンシェルジュデスク。大阪のトレンドや伝統を知ることにも活用できる。カラフルなこけしが彩る。
「ウェルカムデスク」と呼ばれるフロントデスクは、チェックインの瞬間から気持ちを高めてくれる。
とりわけ印象的なのはリビングルームと呼ばれるロビー。ファッション、ミュージック、デザイン、フューエル(燃料)の4つのパッションが散りばめられ、スタッフも楽しんでいることが伝わってくる。バーカウンターとDJブース、漫才からインスピレーションを得たスタンドマイクを備え、多くの人が行き交うことでソーシャルハブの役目を果たし、ホテルの核となるスペースだ。
スタンダードルーム・コージーの客室。ベッドは世界中の〈Wホテル〉で採用されているシグネチャーベッド。日本のKawaii文化にインスピレーションを受けたオリジナルクッションも見える。
客室の壁面にあしらわれたネオンライトは、存在感を放ちつつも主張しすぎず。くつろぎを邪魔しない加減が絶妙だ。
「エクストリーム WOW ペントハウス スイート」のリビングルーム。御堂筋を真上から見下ろし、正面には〈あべのハルカス〉の姿も。
レインシャワーのあるバスルームとベッドスペースを区切るのは、障子を思わせる引き戸。〈Wホテル〉ならではの和を感じさせるデザインに。
バーカウンター「ミックスバー」にはオリジナルのシェイカーなど、カクテルのためのアイテムが用意されている。
全337室のゲストルームにも〈Concrete〉のフィルターを通した大阪らしさが散りばめられている。スタンダードルームを彩るのはフロアごとに異なる2種類のネオンライト。ひとつは大阪湾の海の色をイメージしたブルー、もうひとつは日本を象徴する存在でもあり大阪市の花でもある桜のピンクだ。大阪の街を描いたイラストは、クッションカバーとして空間のアクセントに。〈Wホテル〉の大切にするカクテルカルチャーを体現する、バーカウンター「ミックスバー」がすべての客室に用意されているのも大きな特徴で、シェイカーを使い好みのカクテルを自分で作って楽しむことも可能。

また、天井高4.5m、200m2の広さを誇るスイートルーム「エクストリーム WOW ペントハウス スイート」があるのは最上階となる27階。バスルームまで5つある部屋のすべてから大阪の街が一望のもとにできる贅沢さが待っている。
巨大な蟹の看板や銀杏など、大阪モチーフが盛り込まれたEboyによるピクセルアート。客室のどこかで目にすることができる。
テキスタイルに仕立てられた大阪の街のイラスト。
ホテルごとの個性あるFIT(フィットネスセンター)も〈Wホテル〉の大きな魅力のひとつ。20mプールや最新機器を備えたトレーニングルーム、ロッカールームまでがネオンライトに彩られたポップな空間で、「デトックス、リトックス(=パワーチャージ)、リピート」を提案。サンドバックを使った〈Wホテル〉ならではのエクササイズや、ヨガプログラムなどが用意されている。

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