TRIPSTERが手がけたホテルが渋谷にオープン! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

TRIPSTERが手がけたホテルが渋谷にオープン!

『カーサ ブルータス』2018年12月号より

ミニマルでコンビニエントな宿泊施設〈マスタードホテル〉。野村訓市と小笠原賢門が考える”渋谷のホテル”とは?

右/小笠原賢門 おがさわらまさと 1973年東京都生まれ。2004年に野村訓市、山田航と〈TRIPSTER〉を設立。アパレル、飲食店など、様々な店鋪設計やデザインを手がける。 左/野村訓市 のむらくんいち 1973年東京都生まれ。様々な媒体で執筆。店舗プロデュースも。J-WAVE『antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING』(日曜20時〜)放送中。
再開発に沸く渋谷。地下化した東横線の上に、“渋谷に泊まる”を究極まで突き詰めたバジェットホテル、〈マスタードホテル〉が誕生した。このホテルを含む渋谷ブリッジ全体の外装ディレクションをTRIPSTERが行った。海外をアクティブに旅してきた野村訓市の経験が生きている。

「よくNYに行くんですが、滞在中はあれもしたいこれもしたいで、ホテルにはほとんどいないんです。渋谷を訪れた人も、きっと街でいろんなことがしたいはず。だったらシンプルだけど24時間出入り自由で、ハブみたいな場所にしようと」。設備は限りなくミニマルに。個室もドミトリーも、ベッドの他にロッカーやテーブルがある程度だ。
タイル壁にはNYの地下鉄で使われている立ち入り禁止区域を示す斜線を。深い赤は東急電鉄のコーポレートカラーへのオマージュ。
スケートボードもレンタル可。BMXも近日貸出予定。
タイル壁にはNYの地下鉄で使われている立ち入り禁止区域を示す斜線を。深い赤は東急電鉄のコーポレートカラーへのオマージュ。
スケートボードもレンタル可。BMXも近日貸出予定。
「アメニティも必要最低限。こだわるのも大事ですが、その土俵には立たないと決めました」と小笠原賢門。何もかも簡素だが、外で激しく遊ぶからこそ、ホテルでは完全にオフになれるよう配慮した。コンビニのように明るい廊下でクールダウンしたら、遮光カーテンを閉めて寝るだけ。ニュートラルになれる時間が大切、と野村は言う。「部屋では余計なものを見なくていい。それよりも旅先で体験したことや聞いたことを、忘れずに自分の国に持って帰ってほしいんです」
内装や家具にはサイズや素材を印字。デザインとしても楽しめる。
内装や家具にはサイズや素材を印字。デザインとしても楽しめる。
映画『2001年宇宙の旅』のような真っ白な廊下には、コンビニで使用されるPタイルを使用。汚れもサッと拭ける。トランクが当たって傷みやすい壁は、取替可能なアクリル板で保護。
受付には24時間営業のキオスクを併設。アメニティや限定グッズの販売も予定。
内装や家具にはサイズや素材を印字。デザインとしても楽しめる。
内装や家具にはサイズや素材を印字。デザインとしても楽しめる。
映画『2001年宇宙の旅』のような真っ白な廊下には、コンビニで使用されるPタイルを使用。汚れもサッと拭ける。トランクが当たって傷みやすい壁は、取替可能なアクリル板で保護。
受付には24時間営業のキオスクを併設。アメニティや限定グッズの販売も予定。

マスタードホテル

〈渋谷ブリッジ〉内にオープン。全76室(個室70室、ドミトリー6室)。東京都渋谷区東1-29-3 TEL 03 6459 2842。チェックイン14時〜、チェックアウト10時。宿泊4,200円〜。