【特別連載】皆川 明の旅の日記 #12 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

【特別連載】皆川 明の旅の日記 #12

6月、北欧に出かけたミナ ペルホネンデザイナー皆川 明が、旅の合間に見つけたあれこれを綴ります。

7月2日。
今日はタリンからタルトゥへバスで移動し、楽しみにしていたエストニア国立博物館へ行きました。元軍用滑走路というエストニアにとっての負の遺産を利用した、田根剛さん設計の博物館です。見事な美しさと新しさによって、博物館に相応しい象徴的な建物になっていました。

田根さんもエストニアまで来てくれて館内の中を案内してくれました。建築としての素晴らしさもさることながらその美しさの中に所蔵品の保管や職員の働く場所や様々な条件を満たしていることが大変な検証と精査があったのだろうと思いました。
10年の月日を費やしてできたこの建築によって、ひとつの国が自国の人々の暮らしの歴史を知ることができるというのは素晴らしいなと思います。田根さんという人が30代で成し遂げた大きな仕事の上にどの様な仕事を積み重ねていくのか楽しみです。


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皆川 明

みながわあきら 〈ミナ ペルホネン〉デザイナー。1995年にブランドを設立。生地から手がける服は独特の世界観をもつ。近年では家具、食器、インテリアファブリックなどのデザインも手がけ、活動の幅を広げている。2016年には青山にライフスタイルショップ〈call〉、2017年には代官山に素材を売る店〈マテリアリ〉、金沢に町家を改装した〈ミナ ペルホネン金沢店〉など新店も続々。著書多数。本誌からも書籍『今日のまかない』特別編集ムック『ミナ ペルホネンと皆川 明』を発刊。