TRAVEL
瀬戸内海を周遊する、新しいスタイルのラグジュアリー客船がお目見え!
April 11, 2017 | Travel | casabrutus.com | text_Ai Sakamoto editor_Keiko Kusano
「せとうちに浮かぶ小さな宿」をコンセプトにする客船〈ガンツウ〉が今年10月に就航。帝国ホテル本館にオープンしたギャラリーでツアーの販売と予約を開始した。
青い空と海を眺めながら、船上で思い思いの時を過ごす。そして時には陸上にあがり、アクティビティやショッピング、地元料理を堪能する……。まるで地中海かエーゲ海を周遊するクルーズ船のような体験を、もし日本でできたとしたら?
そんな願いを叶えてくれるのが、10月17日に就航を開始する客船〈guntû(ガンツウ)〉。広島県尾道市にあるベラビスタマリーナを発着点に、瀬戸内海沿岸を周遊する1泊2日〜3泊4日のツアーを提供する。“ガンツウ”とは、尾道地方の方言でワタリガニの一種であるイシガニの意味。食べてもダシをとっても美味なる、このカニのように長く人々に愛されるよう願って名付けたという。
全長81.2m、全幅13.75m、3階建ての小型客船のコンセプトは、「せとうちに浮かぶ小さな宿」。和船を思わせる切妻屋根と、海の色に呼応して変化するシルバーのボディが印象的な設計・デザインは建築家の堀部安嗣が手がけた。栗やサワラといった木材をふんだんに用いた、高級旅館と見紛う客室は4タイプ全19室。すべてが海に面したテラス付きのスイートで、3タイプには露天風呂も備える。
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