TRAVEL
東京・下北沢に温泉宿〈由縁別邸 代田〉が誕生! 10月から日帰り利用もスタート。
October 2, 2020 | Travel, Architecture | casabrutus.com | photo_ text_Housekeeper
9月28日、東京・下北沢に温泉旅館〈由縁別邸 代田〉が開業。10月12日からは箱根の温泉露天風呂&食事の日帰り利用もスタートします。
4月にオープンした〈BONUS TRACK〉に続き、東京・下北沢に嬉しいニュースだ。下北沢駅と世田谷代田駅の間に位置する住宅街に、温泉旅館〈由縁別邸 代田〉が開業した。割烹と茶寮を備えた温泉露天風呂が楽しめる、新たな癒しスポットだ。10月からは日帰り温泉も利用できるため、仕事帰りのお風呂と1杯、にもぴったりだ。
建築は「屋敷」をコンセプトに、木、石、塗り物、和紙で素材を統一することで和の空間を表現した。さらに、世田谷で築100年以上の歴史を持つ茅葺屋敷より建具や景石を譲り受け、共用部の欄間や引き戸、敷石など随所に転用。非日常の空間ながら落ち着けるのは、こうした細部にわたる工夫のおかげだろう。
客室は19㎡〜32㎡の7タイプ、全35室。低座イスや低いベッドなど現代人の生活に合わせたモダンな造りだが、旅館らしさは外さないよう、簾戸(すど)や「なぐり加工」を施した床材など職人の手仕事を感じられるようにした。
建築は「屋敷」をコンセプトに、木、石、塗り物、和紙で素材を統一することで和の空間を表現した。さらに、世田谷で築100年以上の歴史を持つ茅葺屋敷より建具や景石を譲り受け、共用部の欄間や引き戸、敷石など随所に転用。非日常の空間ながら落ち着けるのは、こうした細部にわたる工夫のおかげだろう。
客室は19㎡〜32㎡の7タイプ、全35室。低座イスや低いベッドなど現代人の生活に合わせたモダンな造りだが、旅館らしさは外さないよう、簾戸(すど)や「なぐり加工」を施した床材など職人の手仕事を感じられるようにした。
大浴場では、箱根〈小田急 山のホテル〉の自家源泉から運ぶ温泉露天風呂が楽しめる。訪れる際は夜だけでなく朝風呂にもぜひ入りたい。夜はあまり見えなかった庭が、水面にきらきらと映るのを眺めながら一日をスタートできる。女湯ではオリジナルアロマによるミストサウナ、男湯にはドライサウナと巨大な石から削り出した水風呂も設置してある。
日帰り温泉の利用は10月12日からスタートする予定。飲食とセットのプランのみで、日帰り温浴+茶寮2,700円〜、日帰り温浴+割烹ランチ4,900円〜、日帰り温浴+割烹ディナー11,300円〜(いずれも税込)の3つから選ぶことができる。
日帰り温泉の利用は10月12日からスタートする予定。飲食とセットのプランのみで、日帰り温浴+茶寮2,700円〜、日帰り温浴+割烹ランチ4,900円〜、日帰り温浴+割烹ディナー11,300円〜(いずれも税込)の3つから選ぶことができる。
お風呂上がりの食事は、代田の地で晩年を過ごした歌人・斎藤茂吉の料理歌集『つきかげ』から命名した〈割烹 月かげ〉と〈茶寮 月かげ〉で。〈割烹 月かげ〉では、世田谷の農家から仕入れた野菜などを使った和食料理を、庭を眺めながらゆったりといただける。〈茶寮 月かげ〉では下北沢のお茶の名店〈しもきた茶苑大山〉の茶葉を使ったオリジナルドリンクを、〈由縁別邸 代田〉特注の茶器で味わうことができる。
コンパクトで機能的な客室や、上質ながら手に届きやすい価格帯は利用しやすく現代的。東京における旅館滞在の新しい選択肢が生まれた。