【最速レポート】5月、エースホテルがついに京都上陸。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

【最速レポート】5月、エースホテルがついに京都上陸。

京都の歴史的建造物を活用した複合施設〈新風館〉に、5月21日、ついに〈エースホテル京都〉がオープン! 建築的な見どころや客室の様子を、写真たっぷりでひと足早くレポートします。

●和洋の意匠とカルチャーが融合する、創造的空間。

客室の他、3つのレストランと付随するバー、コーヒーショップなどを擁す。写真は「たたみスイート」。
ホテル建設ラッシュの京都に“切り札”が到来。5月、ついに〈エースホテル京都〉が開業を迎える。エースホテルは1999年シアトルに誕生。昨年までに北米とヨーロッパ9都市にホテルを展開している。特徴は高感度だけどカジュアルで、遊び心に満ちた空間とサービス。宿泊客以外がロビーにたむろすることをも許容し、ホテルを寝るための場所から、人々が集う文化創出のハブへと変えた。

●デザイン監修は隈研吾、インテリアデザインはコミューン。

隈研吾がデザイン監修を手がけた〈新風館〉の中に、〈エースホテル京都〉がオープンする。烏丸御池駅直結のアクセスの良さも魅力だ。 photo_Forward Stroke inc.
1階ロビー。隈研吾が設計した木組みとコミューンが提案した照明が融合する。 photo_Forward Stroke inc.
今回アジア初進出にあたり、なぜ京都が選ばれたのか? 理由のひとつは、大正時代に生まれた〈旧京都中央電話局〉との出会いだった。エース創業者のひとりである故アレックス・カルダーウッドはかつて『Casa BRUTUS』の取材に「土地の要素とコラボしたいから(ホテルの場所選びは)建物が決定打になる」と答えている。ブルーノ・タウトにも認められた建築家、吉田鉄郎が設計し、電話局の役割を終えた後もカルチャーの発信地として親しまれてきたランドマーク〈新風館〉。この度、NTT都市開発が再開発プロジェクトを立ち上げる中、建築デザイン監修を隈研吾が、インテリアデザインにエースの長年のパートナーであるLAのデザイン集団コミューンが担当するという強力な布陣で、〈エースホテル京都〉の空間は構築された。

●エースらしい「クリエイターとのコラボレーション」とは?

〈ミナ ペルホネン〉のテキスタイルを使用したベッドサイドの照明。
エースホテルにとって重要な「音楽」を象徴するレコードプレイヤーが客室に。
1階エレベーターホール。突きあたりの作品はヒステリックグラマーの北村信彦が手がけた。
「クリエイティブな場所にしたい」と語るニコラス・ブラック総支配人。
エースホテルがこれまで必ず行ってきたのが、地元クリエイターとのコラボレーションだ。京都でも“East meets West”をコンセプトに、97歳の染色工芸家・柚木沙弥郎によるアートワークが全213室に設置されるなど、作家や職人の仕事がそこかしこに存在する。といっても作品のあしらいはあくまでカジュアル。エース名物のレコードプレイヤーやギターと同じ距離感で、和紙のスタンド照明や信楽焼のサイドテーブルといった繊細なアイテムが並ぶ。

●ゲストルーム自体も、クリエイティブな空間。

客室はすべて30㎡以上と広め。保存棟の客室ではアーチや出窓が連なる個性的な空間を堪能できる。今や国産ホテルでも珍しい布団を上げ下げして使う「たたみスイート」や出窓の形を生かして家具を特注した「エーススイート」など、ひとクセある客室も。バリエーションに富んだ構成なので、どの部屋に泊まるか選ぶのも楽しい。「国際的な人々が集まり、創造的な経験ができる場にしたい」と言うニコラス・ブラック総支配人。京都を拠点にエースのカルチャーがまた、育まれていく。
歴史的建築のつくりを生かした「エーススイート」。塔をモチーフとするアートは柚木沙弥郎によるもの。カーテンは〈ミナ ペルホネン〉。ペンダント照明はイサム・ノグチ。

〈エースホテル京都〉

京都市中京区姉小路通東洞院西入車屋町245‐2 新風館内 TEL 075 229 9000。全213室。開業特別料金は1泊1室30,000円〜予定。

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