料理家 冷水希三子のキッチンから 食で叶える、健康的で美しい暮らし。
photo : Nao Shimizu, Keiko Nakajima[still] text : Kazuyo Nojiri
movie : Shinji Furuya, Takashi Doi
旬の素材のおいしさを生かした食事を、日々味わう。そんなシンプルだけど、豊かで健全な食生活を叶えるために必要なキッチンウェアとは? 〈WMF(ヴェーエムエフ)〉から新登場のミネラル素材を用いた《Fusiontec mineral(フュージョンテック ミネラル)》シリーズのアイテムを使いながら、料理家・冷水希三子さんとともに考えました。
キッチンに
美しくなじむ
洗練されたデザイン。
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冷水さんが今回使用したのはキャセロール2種、ソースパンとフライパン。ダークブラスの落ち着いた色目は、天然素材のキッチンウェア類とも相性が良く、冷水さんのキッチンにもしっくりとなじむ。
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《Fusiontec mineral》シリーズのキャセロールとソースパン。ダークブラス、プラチナム、ローズクォーツの全3色展開。左から、フュージョンテック ローキャセロール 24cm PL 25,000円、ハイキャセロール 20cm DR 23,000円、ソースパン 16cm RQ 18,000円。
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《Fusiontec mineral》シリーズのフライパンはブラック1色のみの展開。フュージョンテック フライパン20cm 13,000円。
高品質の素材と洗練されたデザインで知られる、ドイツ生まれの〈WMF(ヴェーエムエフ)〉のキッチン&テーブルウェア。1853年の創業以来、ドイツらしいクラフトマンシップを大切にしながら、その時代時代の最先端技術を取り入れた最高品質の素材を独自で開発してきた。世界的に評価の高いデザインは、通常のプロダクトに加えて、著名なデザイナーや建築家と幅広くコラボレーション。数々の名品を生み出している世界的なキッチン用品のブランドだ。
そんな〈WMF〉の今春発売の最新シリーズを試したのは、季節の素材のおいしさを生かした優しい味わいのレシピが人気の料理家・冷水希三子さん。仕事柄、キッチンウェアはさまざまなアイテムを所有しているが、調理内容に合わせて綿密に使い分けている。
「キッチンウェアに求めるものは機能性。煮る、焼く、蒸す……調理の基本となることをきちんとこなせるのが何より重要。それがあれば多少の不便さ、手間はいとわないけれど、余計な装飾はいらない。だから、自ずと選ぶデザインは奇をてらわない、シンプルなものになっていきますね」
そう語る冷水さんが今回使用したのは、最新のミネラル素材を採用した《Fusiontec mineral》シリーズ。冷水さんにデザインの印象を聞いてみた。
「有機的で端正なデザインは、男性にも女性にも好まれそうですね。ツヤ感のある素材に映えるシックなカラーも、あまり色目がないうちのキッチンにも違和感なくなじんでくれそうです」
新しい
ミネラル素材、
Fusiontec
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鋳物ホーロー鍋に比べると軽いので、持ち運びも楽。取っ手は中空ハンドルなので熱くなりにくい。
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表面はガラスと同じ中性で、酸やアルカリの影響を受けない。キズやひび割れにも強く、食洗機も使用可能。
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ガラスのようになめらかに研磨して表面。焦げつきにくく、汚れがこびりつかないからお手入れが簡単。
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原材料を一つに結晶化させたミネラル素材を使い、フチは液だれしない形状に加工しているから錆びにくい。
《Fusiontec mineral》シリーズの最大の特徴は、天然素材を原料とした最新のミネラル素材を使用していること。セラミック、ガラスなど30種類以上の天然鉱石と鋼板を一層構造にしたキャセロールやフライパンは、熱伝導性が高く、保温性にも優れている。そのうえ、頑丈で傷がつきにくく、金属ツールを使うことも可能だ。
「料理がおいしくできるのはもちろん、傷がつきにくい、欠けにくいというのは、お鍋やフライパンとしてはかなり優秀。ホーローだと落としたりぶつけたりすると、傷がついて表面のエナメル加工が剥がれてしまうことも。そこからこびりつくようになったり、錆びついたりして、寿命が短くなってしまいます。その点でも、この《Fusiontec mineral》の堅牢さは素晴らしいですね」
また、ガラスのようにきめ細かく、なめらかな表面も魅力の一つ。料理が焦げ付きにくいから、お手入れも簡単だ。
「料理中にヘラがすいすいと動く感覚は、とても気持ち良いもの。使った後に汚れが簡単に落ちて、洗い物がすごく楽なのも地味に嬉しいポイントです。こびりついてゴシゴシと洗うと、すぐに表面が傷んでしまいますから」
気を使わずに調理ができ、お手入れもストレスフリーな素材が、料理をする楽しみをさらに広げてくれる。
よりおいしく、
よりヘルシーに。
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表面はガラスのようになめらかで焦げつきにくいので、肉を焼く際の油は少なめでもOK。ヘルシーに仕上がる。
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天然由来の原料を使用。化学物質の影響を受けないので、たとえば鍋に食材を入れたまま保存しても安心だ。
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熱伝導性が素晴らしく、煮込み料理もいつもより時短で完成。かつ、保温性も高いので余熱調理に活用しても。
月に2、3回は友人たちを招いて、その時々の旬の食材を使った料理をふるまうという冷水さん。今日は春野菜を軽やかに、かつたっぷり食べられるヘルシーな料理を、《Fusiontec mineral》シリーズのキャセロール、ソースパン、フライパンを使って作ることに。メニューは、“チキンと春野菜のスパイス煮込み”、“ポークとアスパラガスのパセリあさりソース”、“イカとグリーンピースのミント煮”、“空豆のオープンオムレツ”の4品。
「今回、一番《Fusiontec mineral》の実力を感じたのは、蒸らし炒めした時。フタをして、鍋の構造を利用して素材の水分で蒸らしながら弱火で炒める調理法なのですが、《Fusiontec mineral》のミネラル素材はそれにぴったり。こびりつきにくいので、炒める時の油は少なくて済むし、弱火で長めに火にかけていてもこげつかない。そして天然鉱石の遠赤外線効果もあるので、シンプルで優しい味つけでも、お野菜やお肉などの旨みをゆっくりじっくり引き出しながら、煮込んだり、蒸したり、おいしく調理ができます。そして、ガラスのフタも、フタを開けずに中身の状態を確認できるので便利ですね」
また、《Fusiontec mineral》の熱伝導性の高さは、スピーディーな調理を可能にする。できるだけ手早く、何品か料理を作らなくてはいけないホームパーティーには、このスマートな特性がモノをいう。
Fusiontecができるまで。
ガラス、セラミックなど30種類以上の天然鉱石を、1300℃の高温で融解。そこでできた独自のミネラル素材を鋼板に塗布し、さらに860℃で融解。ミネラル素材と鋼板の2つの素材を1つに結晶化することで、非常に頑丈な一層構造となる《Fusiontec》。表面をさらになめらかに研磨し、フチを液だれしない形状に加工して、厳しい検査に合格した耐久性と実用性のある製品のみが出荷される。
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- STEP 1
- 原料となるガラス・セラミック等、厳選された30種類以上の天然鉱石を1300℃の高温で融解し独自のミネラル素材に。
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- STEP 2
- 鋼板にミネラル素材を塗布、860℃の高温で2つの素材を1つに結晶化する事で、1層構造に。
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- STEP 3
- 表面をさらに滑らかに研磨、フチを液だれしない形状に加工し、厳しい検査に合格した製品のみを出荷。