DESIGN
デザインみやげ #06 ヘラ・ヨンゲリウスのクッション
February 24, 2018 | Design | casabrutus.com | photo_Naoki Seo styling_Yumi Nakata text & edit_Wakako Miyake
三寒一温。梅の花もほころび始め、春の訪れももうすぐそこ。ソファでのうたた寝も気持ちいい季節になってきました。そんな折に贈りたいのが、ソファを彩るクッション。引っ越しシーズンの到来に合わせて、デザイン好きの友人にいかがですか?
1990年代以降、オランダは、デザインシーンの中心的存在として位置。その中でもトップランナーとして走り続けているのが、ヘラ・ヨンゲリウスである。1963年にデ・メールンで生まれた彼女は、1988〜93年までアイントホーフェンのデザインアカデミーで学ぶ。その最終学年時に製作したバスルームマットが、オランダデザインを一躍有名にした、デザイン集団ドローグデザインの目に止まったことで、キャリアをスタート。1993年には自身のスタジオであるヨンゲリウスラボを設立した。思わず二度見してしまうユニークな造形、独特ともいえる色彩の組み合わせ、そして、彼女自身を定義するようなクラフトとデザインを掛け合わせたアイテムなどの挑戦的なプロダクトは、このスタジオを中心に25年近くに渡り作り続けられている。
今回紹介するクッションは、1902年にアメリカ・ニューヨークで創業したテキスタイルブランド〈マハラム〉で製作されているもの。《レイヤーズパーク ダブルシェンナ》は2002年にヘラと〈マハラム〉がコラボレーションした際に開発したウールフェルトの複数の層を刺繍で束ねる手法を採用。建築上の線のフレームワークとガーデニングプランの構造が表現されている。また、ブラウン色の《ボーダーズ ウォールナット》のボーダーズとは、グアテマラとメキシコの伝統織り “バックストラップウィービング” のこと。アイボリー色の《ボーダーズ ナチュラル》も同様で、どちらも刺繍パターンにはボタニカル、ドット、チェックなどが使われ、手刺繍のようなステッチになっている。そして、フルワイドの刺繍機を使って刺繍し、職人が手作業でカットしているのが《レイヤーズパーク インディゴ》。《フォリッジ ローズ》は2014年に発表した植物の合理性を表す “フォリッジ” というテキスタイルにて製作している。友人の持っているソファの色味や質感に合わせて、インテリアのアクセントにぴったりなヘラのデザインを贈りたい。
今回紹介するクッションは、1902年にアメリカ・ニューヨークで創業したテキスタイルブランド〈マハラム〉で製作されているもの。《レイヤーズパーク ダブルシェンナ》は2002年にヘラと〈マハラム〉がコラボレーションした際に開発したウールフェルトの複数の層を刺繍で束ねる手法を採用。建築上の線のフレームワークとガーデニングプランの構造が表現されている。また、ブラウン色の《ボーダーズ ウォールナット》のボーダーズとは、グアテマラとメキシコの伝統織り “バックストラップウィービング” のこと。アイボリー色の《ボーダーズ ナチュラル》も同様で、どちらも刺繍パターンにはボタニカル、ドット、チェックなどが使われ、手刺繍のようなステッチになっている。そして、フルワイドの刺繍機を使って刺繍し、職人が手作業でカットしているのが《レイヤーズパーク インディゴ》。《フォリッジ ローズ》は2014年に発表した植物の合理性を表す “フォリッジ” というテキスタイルにて製作している。友人の持っているソファの色味や質感に合わせて、インテリアのアクセントにぴったりなヘラのデザインを贈りたい。
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