ART
ウィリアム・クラインの作品を起点に、現代の都市写真を考える。
February 21, 2018 | Art | casabrutus.com | text_Housekeeper
ウィリアム・クラインの描いた都市のイメージを出発点に、日本、アジアの現代の写真作家が描く都市像を紹介する展示が〈21_21 DESIGN SIGHT〉で始まります。
ウィリアム・クラインは1956年に写真集『ニューヨーク』』でデビュー。その後ローマ、モスクワ、東京、パリと世界各地の都市をフィルムに収め、その後は写真だけなく、『ポリーマグー お前は誰だ?』をはじめ、映像やグラフィック、ファッションの分野にも進出。現代の視覚文化に決定的な影響を与えたスーパースターだ。
今回〈21_21 DESIGN SIGHT〉では、ウィリアム・クラインの捉えた都市ヴィジョンを起点に、ジャンルや国、時代を越境して、日本やアジアの若手写真家が捉えた都市のイメージを紹介する。
今回〈21_21 DESIGN SIGHT〉では、ウィリアム・クラインの捉えた都市ヴィジョンを起点に、ジャンルや国、時代を越境して、日本やアジアの若手写真家が捉えた都市のイメージを紹介する。
今回の展覧会のディレクターを務める伊藤俊治は、ウィリアム・クラインの軌跡は、イメージの巨大な実験の繰り返しだったと話す。だからこそ、今回、クラインの写真とともに展示する作家を評して「独自の想像力と創造性を持ちながら、クラインの写真の記憶と冒険を受け継いでいるように思います。彼らの多元的な表現世界は一つ一つの生きた小惑星であり、現代のヴィジュアル・コミュニケーションの均質性を打ち破る生命力を内包しています」と語る。
現在だけでなく、22世紀をも見据えた未来の写真都市を描き出す、野心ある参加作家の一部を紹介する。
現在だけでなく、22世紀をも見据えた未来の写真都市を描き出す、野心ある参加作家の一部を紹介する。
『写真都市展-ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち-』
〈21_21 DESIGN SIGHT〉