京のおやつと箸休め|Kin・iro、Kuro・iro。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

京のおやつと箸休め|Kin・iro、Kuro・iro。

『カーサ ブルータス』2018年7月号より

全国でも有数のパン消費量の町・京都にまた一つユニークなパンが誕生した。ハチミツ専門店が作る、クリームパンにフォーカスする。

右/甘さ控えめの生地+しっかりとした甘みと爽やかな香りのハチミツ入りカスタード「kin・iro」250円。左/ブラックカカオを練り込んだ真っ黒な生地+ダブルクリームのプレミアム感満載の「kuro・iro」500円。
昭和5年創業のハチミツ専門店の一角にこの4月オープンしたクリームパン専門店。クリームの約15%にハチミツを使い、「kin・iro」には甘さと香りに特徴のあるカナダ産のブルーベリーハチミツのカスタード、「kuro・iro」にはグァテマラ産のコーヒーハチミツのカスタードと大分産「蘭王卵」を使ったカスタードを二層にしてパンに注入。クリームのフレッシュ感を保つために冷蔵して販売し、滑らかで濃厚なクリームと軽い生地の組み合わせは、パンというより洋菓子のよう。

上に飾った金箔はご近所の老舗〈堀金箔粉〉、牛乳は京丹後市の〈ヒラヤミルク〉を使用。パンは1個ずつ紙で包装し、おもたせに向く紙箱も用意され、京都ならではの細やかなこだわりが随所に盛り込まれている。
4個入る贈答向き紙箱。

キンイロ  店の2階で作っているクリームパンは数に限りがあり、「kuro・iro」は1日限定50個。早めの来店をおすすめ。京都府京都市中京区三条通富小路西入中之町21 TEL 075 221 7739。11時〜19時(売り切れ次第閉店)。無休。

にしむらしょうこ

関西在住ライター。京都の老舗から新店の美味、食に関わる人や文化を独自の目線で取材