新連載:Pのローカルレストラン探訪|いざ、湯河原のプチ・フランスへ! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

新連載:Pのローカルレストラン探訪|いざ、湯河原のプチ・フランスへ!

隈研吾デザインの駅前スペースが完成したばかりの湯河原の高級お別荘地に、何ともおしゃれなフレンチの店ができていました。

真鶴に杉本博司が手がける〈江之浦測候所〉が完成した。完全予約制だが、これから訪れる人は増加の一途に違いない。測候所での眼福、至福のひとときを経て、さて、腹が減った、今度は口福だよなってときに、おすすめのお店がございます。

ちょっと足を伸ばしていただいて湯河原まで。車で20分ほどの距離。湯河原の中でも、かなりの高級別荘地にある〈ロティスリー桂樹庵〉へ。何とも “和” な名前だけど、こちら、カジュアル・フレンチの店。入口に大きなフランスの国旗がたなびいているのですぐわかる。ちなみに、店名についている「ロティスリー」とは、「ロースト料理」の意だ。
別荘地「理想郷」の坂を登り詰めたところ、大きなフランス国旗が目印です。
ドアを開けると、普通の家の玄関が現れます。靴のまま、上がっていいの?
左から、シェフのアントワンヌ、マダムの南谷さん、サービスのジェレミー。この3人が出迎えてくれます。
友達の家に遊びに来たような気分。ランチ時は庭がよく見えて気持ちいい。
別荘地「理想郷」の坂を登り詰めたところ、大きなフランス国旗が目印です。
ドアを開けると、普通の家の玄関が現れます。靴のまま、上がっていいの?
左から、シェフのアントワンヌ、マダムの南谷さん、サービスのジェレミー。この3人が出迎えてくれます。
友達の家に遊びに来たような気分。ランチ時は庭がよく見えて気持ちいい。
ドアを開けると、ゆったりとした和風建築の玄関。「ようこそ。あ、靴のままでどうぞ」と言われるが、あまりに普通の玄関すぎて一瞬たじろぐ。おそるおそる靴のまま上がると、ダイニングが現れる。土壁に木の床、ところどころ障子があしらわれ、やはり和の雰囲気だ。窓の向こうには緑美しい庭が。奥には、和室にテーブルを設えた個室もある。

「実はここ、両親の別荘だったところなんです」。おっとりそう語るのはマダムの南谷桂子さん。フランス生活40年近く。パリの料理界から一目置かれる著名なフードジャーナリストでもある。さんざん、フランスの一流レストランを取材してきたマダムだが、なぜ、日本にお店を?

「湯河原に世界中から人が集まって、湯河原の人たちとも交流できるような場所ができたら、素敵じゃないかと思ったんです」。さすが、パリで始まった「隣人祭り」※を日本に広めたマダム。フランス人の普段のごはんを和の食材で、気軽にワイワイ楽しんでいただけたら、と店を開いたのだ。
ランチコースの最初は「かぼちゃのスープ」。生姜と柚子の香り。緑色は、ほうれん草のピュレ。料理はすべてランチコース3,800円より。
2皿目は「シーフードのサラダ」。ワラサには青レモン、カリフラワーには赤ワインビネガーなど、素材によって酢を使い分けている。
3皿目はメイン。相模湾の「真鯛のポワレ 蟹ソース」。下にキヌアが敷いてある。ズッキーニを添えて。
デザートは、プロフィトロール(プチシューを使ったスイーツ)。バニラアイスをのせた上から、とろ〜りチョコレートソースをかけて。庭のミカンのソースも添えて。
ランチコースの最初は「かぼちゃのスープ」。生姜と柚子の香り。緑色は、ほうれん草のピュレ。料理はすべてランチコース3,800円より。
2皿目は「シーフードのサラダ」。ワラサには青レモン、カリフラワーには赤ワインビネガーなど、素材によって酢を使い分けている。
3皿目はメイン。相模湾の「真鯛のポワレ 蟹ソース」。下にキヌアが敷いてある。ズッキーニを添えて。
デザートは、プロフィトロール(プチシューを使ったスイーツ)。バニラアイスをのせた上から、とろ〜りチョコレートソースをかけて。庭のミカンのソースも添えて。
料理を作る人、サービスする人はフランス人。看板料理は「チキンブレッドサラダ」とのこと。早速、いただくことに。

※隣人祭り/1999年、フランス・パリの小さなアパートで起きた高齢者の孤独死をきっかけに、住民たちが建物の中庭に集まり、交流のための食事会を行ったのが始まり。住民たちの気楽で気軽に、食事をしながら触れ合う場づくりを、というのが主旨。