デザインのいいレストラン #2 〈スマイルズ〉が手掛けるアートレストラン。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

デザインのいいレストラン #2 〈スマイルズ〉が手掛けるアートレストラン。

レストランは単に美食のみを求めて行くところではなくなったようです。最新のレストランが提供するのは、今まで味わったことのない空間体験。このコラムでは東京に次々と誕生している「デザインのいいレストラン」を厳選し、ご紹介していきます。2回目は〈スープストックトーキョー〉などを展開する〈スマイルズ〉が手掛けた〈パビリオン〉。有名作家の作品が一堂に会するアートレストランとしても注目を集めています。

西野達の作品「What if someone finds out?(バレたらどうする?)」は、普段は地面の下に隠された街灯の根元の部分があらわに。夜は街灯の光とベスパのヘッドライトがテーブルを照らす。
長さ50mの回廊。高架の隙間から夜空を仰ぎ見ることができる。中ほどに見えるのが大西伸明の《doramukan》。
インダストリアルかつノスタルジックな雰囲気のバーカウンター。名和晃平の《Black Ball》はミラーボールの真逆の構造で、内側が鏡面になっており球体の中心に光源がある。
トイレの中にもアート作品が。西野達《Stuck It In From Behind!(うしろからぶちこめ!)》。屋外と室内、プライベートとパブリックがせめぎ合う。
写真集『未来ちゃん』の大ヒットで、活躍の場を国外にまで広げた川島小鳥のモノクロ写真《BABY BABY》を鑑賞する中2階の小部屋。
西野達の作品「What if someone finds out?(バレたらどうする?)」は、普段は地面の下に隠された街灯の根元の部分があらわに。夜は街灯の光とベスパのヘッドライトがテーブルを照らす。
長さ50mの回廊。高架の隙間から夜空を仰ぎ見ることができる。中ほどに見えるのが大西伸明の《doramukan》。
インダストリアルかつノスタルジックな雰囲気のバーカウンター。名和晃平の《Black Ball》はミラーボールの真逆の構造で、内側が鏡面になっており球体の中心に光源がある。
トイレの中にもアート作品が。西野達《Stuck It In From Behind!(うしろからぶちこめ!)》。屋外と室内、プライベートとパブリックがせめぎ合う。
写真集『未来ちゃん』の大ヒットで、活躍の場を国外にまで広げた川島小鳥のモノクロ写真《BABY BABY》を鑑賞する中2階の小部屋。
オープンから半年あまり、今や中目黒の新たな顔として街に人を呼ぶ〈中目黒高架下〉。中目黒駅から祐天寺駅まで約700m続く複合商業施設の中目黒側の起点となるのが〈パビリオン〉だ。

西野達、名和晃平、大西伸明、川島小鳥……。日本国内はもちろん、海外にも広くその名を馳せるアーティストの作品が一堂に会する機会といえば、大規模な展覧会やアートイベントの類しかなかった。それをレストランという空間で叶えたのがここ〈パビリオン〉。ビッグネームのアートが散りばめられた空間は、「アートのあるレストラン」というより「ギャラリーの中で食事をする」感覚に近い。

仕掛けはエントランスから始まる。高架下に細長くのびる店の両端に、昼用と夜用、2つのエントランスが設けられている。目黒川沿いの通りに面した昼用のエントランスは、大きな木が飾られた古い作業机がウェイティングカウンター代わりに。机はサカナクションのボーカル山口一郎が使用していたものだ。一方で、鎗ヶ崎交差点寄りの夜専用エントランスには、全長50mにも及ぶ回廊が用意されている。インターフォン代わりの古い公衆電話がゲストを出迎え、中ほどには、大西伸明の《doramukan》が鎮座し、LEDの巨大なネオンサイン看板の背後から「PAVILION」のロゴが浮かび上がる。このネオンサイン看板の奥にようやく建物の入口が現れるのだ。
岩手県二戸市の〈久慈ファーム〉が育てる佐助豚を使ったポルケッタ(期間限定)。
スライスした黄ニンジン、リボン型のパスタ、ファルファッレや食用菊花を使った「黄しかないサラダ」1,280円。
瓶のふたを開けた瞬間、煙が立ち上る「けむる枝豆」680円。サプライズ感あふれるプレゼンテーションとスモーキーなフレーバーで人気の一品。