ファッション界のダ・ヴィンチ、マリアノ・フォルチュニを知っていますか? | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ファッション界のダ・ヴィンチ、マリアノ・フォルチュニを知っていますか?

1900年代前半のイタリアでファッションデザイナーとして、染色家、画家、写真家、舞台美術デザイナーとして活躍した多才な芸術家の大回顧展が日本初開催。この機会をお見逃しなく!

マリアノ・フォルチュニ《オペラジャケット》1920年代 絹ゴーズにステンシル・プリント、トンボ玉《デルフォス》1920年代 絹サテン・トンボ玉 神戸ファッション美術館
マリアノ・フォルチュニ《デルフォス》1910年代 絹サテン、トンボ玉 島根県立石見美術館 展示期間8月20日~10月6日
マリアノ・フォルチュニ《フード付きケープ》1930年代 絹ベルベットにステンシル・プリント 神戸ファッション美術館
マリアノ・フォルチュニ《室内着》1910年代 絹タフタにステンシル・プリント 公益財団法人 京都服飾文化研究財団 撮影:リチャード・ホートン
マリアノ・フォルチュニ《テキスタイルのための下図》1907年以降 プリントした絹タフタ、厚紙に貼り付け フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
マリアノ・フォルチュニ《オペラジャケット》1920年代 絹ゴーズにステンシル・プリント、トンボ玉《デルフォス》1920年代 絹サテン・トンボ玉 神戸ファッション美術館
マリアノ・フォルチュニ《デルフォス》1910年代 絹サテン、トンボ玉 島根県立石見美術館 展示期間8月20日~10月6日
マリアノ・フォルチュニ《フード付きケープ》1930年代 絹ベルベットにステンシル・プリント 神戸ファッション美術館
マリアノ・フォルチュニ《室内着》1910年代 絹タフタにステンシル・プリント 公益財団法人 京都服飾文化研究財団 撮影:リチャード・ホートン
マリアノ・フォルチュニ《テキスタイルのための下図》1907年以降 プリントした絹タフタ、厚紙に貼り付け フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
〈三菱一号館美術館〉で、マリアノ・フォルチュニ(1871-1949)に焦点をあてた日本で初めての本格的な回顧展が開催される。

フォルチュニはグラナダで生まれ、ローマとパリで育ち、ヴェネツィアで創作活動を行ったファッションデザイナーである。20世紀初頭に日本から輸入した最高級の絹を鮮やかな色に染め、繊細なプリーツを施したドレス「デルフォス」を制作。ゆったりと女性の体の美しさを際立たせるシルエットに魅せられ、ルイーザ・カザーティ、エレオノーラ・ドゥーゼ、イザドラ、ダンカン、イダ・ルビンシュタイン、ペギー・グッゲンハイム、スーザン・ソンタグら、時代を代表する女性たちがこぞって身につけた。「デルフォス」が女性たちをコルセットから解放したのだ。
マリアノ・フォルチュニ《タチアオイ》1923年 テンペラ/板 フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
マリアノ・フォルチュニ《バラ色の衣装のための習作(アンリエット・フォルチュニ)》1932年 テンペラ/厚紙 フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
マリアノ・フォルチュニ《タチアオイ》1923年 テンペラ/板 フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
マリアノ・フォルチュニ《バラ色の衣装のための習作(アンリエット・フォルチュニ)》1932年 テンペラ/厚紙 フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
マリアノ・フォルチュニ《雲の習作、ヴェネツィア》1915年頃 銀塩ネガプリント フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
マリアノ・フォルチュニ《ペーザロ・オルフェイ宮内部 主階》制作年不詳 カーボンプリント フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
マリアノ・フォルチュニ《雲の習作、ヴェネツィア》1915年頃 銀塩ネガプリント フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
マリアノ・フォルチュニ《ペーザロ・オルフェイ宮内部 主階》制作年不詳 カーボンプリント フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
ファッションの分野で成功したフォルチュニだが、写真、絵画、デザインなど、あらゆる芸術分野で才能が開花した。さらには10代でリヒャルト・ワーグナーの歌劇に魅せられたことから、劇場設計、舞台照明、舞台衣装も手がけるようになる。中でも舞台用に作った照明をインテリア向けにデザインし直した《フォルチュニ・ランプ》は今も世界中で愛されている名作だ。カメラの三脚にヒントを得た脚部は、写真家としても活躍していた彼らしいアイデアである。スペインでも高名な芸術家一家に生まれ、広い分野で才能を発揮した彼は、魔術師や錬金術師とも呼ばれた。
マリアノ・フォルチュニ《ワーグナーのオペラ『ニーベルングの指輪』よりジークフリートとラインの乙女》制作年不詳 テンペラ/板 フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
マリアノ・フォルチュニ《ワーグナーのオペラ『パルジファル』よりクンドリ》制作年不詳 テンペラ/板 フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
マリアノ・フォルチュニ《ワーグナーのオペラ『ニーベルングの指輪』よりジークフリートとラインの乙女》制作年不詳 テンペラ/板 フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny
マリアノ・フォルチュニ《ワーグナーのオペラ『パルジファル』よりクンドリ》制作年不詳 テンペラ/板 フォルチュニ美術館 (c) Fondazione Musei Civici di Venezia - Museo Fortuny