50脚の椅子、5台のソファから見る、デザイナー・岩倉榮利の50年。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

50脚の椅子、5台のソファから見る、デザイナー・岩倉榮利の50年。

インテリアデザイナー・岩倉榮利のデザイン活動50周年を記念する展覧会が、この秋、新宿の〈リビングデザインセンターOZONE〉で開催。岩倉が手がけた50脚の椅子と5台のソファを展示するほか、水回り器具のメーカー〈SANEI〉や、新潟県加茂市の桐箪笥工芸と協働したプロジェクトも振り返る。

1984年に発表された《KAMUI》。アイヌ語で「神」を意味する。
《KARAS》
《cafechair》
《RAFUAN》
1984年に発表された《KAMUI》。アイヌ語で「神」を意味する。
《KARAS》
《cafechair》
《RAFUAN》
今年でデザイン活動50年を迎える、岩倉榮利。そのデザインのルーツは1968年より2年間に渡り師事した、バウハウスの流れを汲む小泉庄吉にさかのぼる。その後、〈ICS College of Arts〉、〈島崎信デザイン事務所〉を経て、1975年に独立。1981年には、日本で初めての家具のデザイナーズブランド〈ROCKSTONE〉を設立するなど、インテリアデザイナーとして独自の道を歩み続けてきた。

そのデザインワークを振り返る展覧会「岩倉榮利の世界」では、氏のプロダクトを、新宿〈リビングデザインセンターOZONE〉内の3会場に分けて展示。〈3F パークタワーホール〉で行われる「50years,50chairs」展には、岩倉が過去に手がけた50脚の椅子と5台のソファが、デザインされた際のドローイングや、50年の軌跡を辿る年表とともに並ぶ。豊富な実例を前にすることで、岩倉のデザインがどのような変遷を辿ってきたのか目の当たりにすることができる。

また6F〈ロードサイドスクエア〉では、岩倉がデザインした新潟県加茂市の伝統工芸・桐箪笥が並ぶ「KIRI-DANSU WORLD」展を、1F〈ギャラリー1〉では、キッチンや浴室などの水回り器具を製造するメーカー〈SANEI〉とのコラボレーションで生まれたプロダクトを紹介する「MONOTON」展を開催。様々な切り口から、50年のデザインワークに迫る。
桐箪笥の生産量で全国の7割を占める新潟県加茂市と組んで、岩倉がデザインを行った桐箪笥。
水回り器具を製造するメーカー〈SANEI〉とのコラボによるプロダクト。
桐箪笥の生産量で全国の7割を占める新潟県加茂市と組んで、岩倉がデザインを行った桐箪笥。
水回り器具を製造するメーカー〈SANEI〉とのコラボによるプロダクト。

「ICS College of Arts 55 Years 岩倉榮利の世界」

〈リビングデザインセンターOZONE〉東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー TEL 03 5322 6500。11月29日〜12月6日。10時30分〜19時。水曜休。入場無料。